「トライアル」の意味やビジネスシーンでの正しい使い方とは?例文・類義語・言い換え・対義語も!

二人会議

『トライアル期間中に業務に慣れてね』と言われ、理解するのに時間がかかった・・なんて経験はありませんか?

『トライアル』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『試み』という意味があります。

今さら人には聞けず、曖昧なまま過ごしている人もいるのではないでしょうか。

しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。

この記事では『トライアル』の意味や、ビジネスシーンでの使い方や例文などを分かりやすく紹介します。

目次

トライアルの意味は3パターン

メモ

【トライアルの意味】

試すこと。試み。試行。特に、運動競技の試技、また予選試合。「タイム―」

引用:weblio辞書

カタカナ語のトライアルは、英語の『trial』が語源となっています。

英語の『trial』には裁判などの法的な意味がありますが、カタカナ語のトライアルにはそのような意味では使われませんので注意が必要です。

トライアルの意味①『試す』

トライアル は、

「トライアル」とは、何かを試しに行うことを意味する表現である。特に競技における試技や予選会などを指す。

引用:weblio辞書

『トライアル』には

  • 何かを試しに行う
  • 試技、予選

などの意味があります。

A子

ここのパン屋さんの評判は本当なのかトライアルしてみよう

トライアルの意味②『試み』

トライアルは、英語の「trial」のカタカナ表現である。英語の「trial」も「試す」や「試験的な」という意味を持っており、カタカナ表記のトライアルと同意に用いられる

引用:weblio辞書

『トライアル』には

  • 試す
  • 試験的な

などの意味があります。

B男

自信はないけれど一か八かトライアルしてみよう!

トライアルの意味③『試行』

「試しにやってみること」という意味。主に、マーケティングの文脈で用いられます。

たとえば、「トライアル期間」というものがあり、商品やサービスを試しに使うことのできる期間のことで、「お試し期間」とも言い換えられます。

引用:疑問スッキリ

『トライアル』には

  • お試し期間
  • 試しにやってみる

などの意味があります。

B子

ものは試しでトライアルしてみたら、案外うまくいくものだ

トライアルの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)

メモ

ビジネスシーンで使う『トライアル』は、『試みる』『試行』などがあります。

例文①試みるという意味で使う時

【Before】

C子

初めての試みではあったけど、みんなのサポートでやり遂げました

【After】

C子

初めてのトライアルではあったけど、みんなのサポートでやり遂げました

例文②試行という意味で使う時

【Before】

上司

何度も繰り返し試行することで、得るものがある

【After】

上司

何度も繰り返しトライアルすることで、得るものがある

ビジネスシーンで『トライアル』と言われた時は、『試み』と受け取ると良いでしょう

【注意点】

使う場所によって意味合いが異なるので注意が必要です。

・マーケティング・・・新規の顧客

・スポーツ競技・・・・感覚を掴むための試技

・バイク競技・・・・・走破性や操縦技術を競う競技

・ペットの譲渡・・・・里親に出す際にペットたちがストレスなく過ごせるかのテスト期間

などがあるので、よく理解しておきましょう。

トライアルの類義語・関連用語3選

女性

『トライアル』の類義語は3つあります。

カタカナ語では伝わらない場面もあると思いますので、意味をしっかりと理解し、使う人やシーンに合わせて言い換えることができるといいでしょう。

  1. 試験
  2. 小手調べ
  3. テスト

類義語①試験の意味

 ある物事の性質や性能などをためしてみること。また、検査すること。「新建材の耐久性を―する」「―飛行」

 入学・入社・登用などの採否を決めるため、問題に答えさせたり実技をさせたりして、学力・知識・能力などを判断・評価すること。考試。考査。「―に受かる」「実技の―」「面接―」「筆記―」

引用:weblio辞書

B子

試験に受かるために、毎日8時間勉強しています。

類義語②小手調べの意味

物事を本格的に始める前にちょっと試してみること。小手試し。「これくらいはほんの―だ」

引用:weblio辞書

B男

次の試合で対戦する人物がどれくらいの実力なのか、小手調しておこう。

類義語③テストの意味

 学力・能力などの状態や度合いを試すこと。試験。検査。「仕事の適性を―する」「知能―」「ペーパー―」

 事物の良否・性能などを試して調べること。試験。実験。「ブレーキを―する」「―放送」「―飛行」

引用:weblio辞書

C子

商品の耐久性を確認するために、厳しいテストを行いました。

トライアルの対義語・反対語は『決定版』・『本格版』

花

トライアルの対義語は、『決定版』・『本格版』になります。

決定の意味

 物事をはっきりと決めること。物事がはっきりと決まること。また、その内容。「会議の日取りを―する」「―権」

 裁判所が行う判決以外の裁判。口頭弁論を経ない点で判決と異なり、個々の裁判官がなす命令と区別される。「公訴棄却の―」

引用:weblio辞書

決定には

  • はっきり決めること
  • 裁判所が行う判決以外の裁判

などの意味があり、はっきりと物事が決まった時に用いられます。

B子

新製品の最終デザインは、社内で行った意見交換を経て、ついに決定版が完成しました。

トライアルの意味合いが「試す」の場合、対義語が「決定」となるので、トライアルの意味合いで対義語が異なる場合もあり、また言い換える場面もありうるでしょう。

目次