「とばっちり」という言葉には、「そばにいて災難を受けること」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「とばっちり」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「とばっちり」の意味は『そばにいて災難を受けること』
とばっちりの漢字表記は「迸り」です。
語源は、そばにいて飛び散る水しぶきを受けることを意味する古語の「迸る(とばしる)」です。
そこから転じて、現在では他人の行動やトラブルの影響を受けて、関係のない人が迷惑を受けることを意味するようになりました。
『とばっちり』には
- 飛び散った水
- そばにいて災難を受けること
- まきぞえ
- とばしり
などの意味があります。
「とばっちり」の正しい使い方を例文で紹介!
「とばっちり」は、そばにいて災難を受けることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子兄が怒られているときに、とばっちりを受けた。
例文②
B男同僚のミスでとばっちりを受けた。
例文③
C子とばっちりを避けるために距離を置いた。
例文④
B子全く関係ないのにとばっちりを受けた。
例文⑤
C男彼の失言のとばっちりで批判された。
【とばっちりを使う時の注意点】
「とばっちり」は、他人の行動やトラブルの影響で、関係のない人が迷惑や被害を受けることを表す言葉で、方言ではなく標準語です。
相手の行動を責めているように聞こえる場合があるため、使う場面には注意しましょう。
また、ややくだけた表現のため、改まった文章では「巻き添え」などに言い換えるとよいです。
「とばっちり」の類義語・言い換え2選
『とばっちり』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 巻き添え
- 八つ当たり
類義語①巻き添えの意味
他人の起こした事件に引き込まれて損害をこうむること。掛かり合い。ひきあい。そばづえ。
引用:Weblio辞書
B子けんかの巻き添えで怒られた。
類義語②八つ当たりの意味
腹を立てて、関係のない人にまで当たり散らすこと。
引用:Weblio辞書
A子イライラして八つ当たりしてしまった。

「とばっちり」と「八つ当たり」の違いは?
「とばっちり」と「八つ当たり」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「とばっちり」にはそばにいて災難を受けることという意味がありますが、
それに対し「八つ当たり」には、腹を立てて、関係のない人にまで当たり散らすことという意味があります。
「とばっちり」は被害を受ける側の立場を表し、「八つ当たり」は怒りをぶつける側の行動を表す言葉です。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「とばっちり」は英語で『collateral damage』
とばっちりは英語の『collateral damage』に言い換えることができます。
英語の『collateral damage』には
- コラテラルダメージ
- 付帯的損害
という意味があります。
「とばっちり」の対義語・反対語は『無関係』
とばっちりの対義語は、『無関係』になります。
無関係には
- 関係がないこと
- その事とかかわりがないこと
などの意味があり、関係がないことを表す際に用いられます。
B男その件について、僕は無関係です。
そばにいて災難を受けることという意味の「とばっちり」に対して、その事とかかわりがないことという意味の「無関係」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


