「一蓮托生」という言葉には、「結果がどうなろうと最後まで行動や運命を共にすること」という意味があります。
運命や結果を共にすることを表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「一蓮托生」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「一蓮托生」の意味は『結果がどうなろうと最後まで行動や運命を共にすること』
一蓮托生の読み方は「いちれんたくしょう」です。
語源は、仏教用語です。
ひとつの蓮の花を意味する「一蓮」と、生まれ変わるという意味の「托生」が組み合わされた言葉です。
元々「死後に同じ蓮の花の上に生まれ変わるほど深い縁で結ばれていること」という意味合いで使われていた言葉ですが、現在では「運命を共にすること」というニュアンスで使われています。
『一蓮托生』には
- 結果がどうなろうと最後まで行動や運命を共にすること
などの意味があります。
「一蓮托生」の正しい使い方を例文で紹介!
「一蓮托生」は、結果がどうなろうと最後まで行動や運命を共にすることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子夫婦は、一蓮托生だと思う。
例文②
B男チームは一蓮托生の関係だ。
例文③
C子一蓮托生の覚悟で挑む。
例文④
B子彼とは一蓮托生の仲間だ。
例文⑤
C男このプロジェクトは、チーム全員が一蓮托生で進めている。
【一蓮托生を使う時の注意点】
「一蓮托生」は、「運命を共にする」という意味の強い言葉です。
一時的な関係や軽い仲間に使うと、大げさに聞こえることがありますので気をつけましょう。
「一蓮托生」の類義語・言い換え4選
『一蓮托生』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 運命共同体
- 苦楽を共にする
- 連帯
- 同舟
類義語①運命共同体の意味
所属する人が、繁栄するときも衰亡するときも運命をともにする組織や団体。また、その関係にあること。
引用:Weblio辞書
B子災害時には、地域全体が運命共同体として支え合った。
類義語②苦楽を共にするの意味
一緒に苦労をし、一緒に楽しむ。
引用:Weblio辞書
A子部活動で苦楽を共にした友人とは今でも仲が良い。
類義語③連帯の意味
二人以上の者が共同である行為または結果に対して責任を負うこと。
引用:Weblio辞書
B男困難な時ほど連帯が重要になる。
類義語④同舟の意味
同じ舟に乗り合わせること。また、その人。同船。
引用:Weblio辞書
B子私たちは同舟の仲として協力している。

「一蓮托生」と「運命共同体」の違いは?
「一蓮托生」と「運命共同体」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「一蓮托生」には結果がどうなろうと最後まで行動や運命を共にすることという意味がありますが、
それに対し「運命共同体」には、所属する人が、繁栄するときも衰亡するときも運命をともにする組織や団体という意味があります。
「一蓮托生」は、良い結果も悪い結果も共に背負うという、強い覚悟や深い結びつきを表す言葉ですが、
「運命共同体」は、同じ運命や利害を共有する集団や関係を広く表します。
似ている言葉ですが、「一蓮托生」のほうが、より感情的なニュアンスを持つ表現です。
「一蓮托生」は英語で『be in the same boat』
一蓮托生は英語の『be in the same boat』に言い換えることができます。
英語の『be in the same boat』には
- 境遇を共にする
という意味があります。
「一蓮托生」の対義語・反対語は『単独行動』
一蓮托生の対義語は、『単独行動』になります。
単独行動には
- 一人、また一組織だけでする行動
などの意味があり、一人、また一組織だけでする行動を表す際に用いられます。
B男危険なので、山では単独行動を避けてください。
結果がどうなろうと最後まで行動や運命を共にすることという意味の「一蓮托生」に対して、一人、また一組織だけでする行動を意味する「単独行動」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


