「二転三転」という言葉には、「状況や情勢が何度も覆ること」という意味があります。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「二転三転」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「二転三転」の意味は『状況や情勢が何度も覆ること』
二転三転の読み方は「にてんさんてん」です。
語源は、回数を意味する「二」「三」と、向きや状態が変わることを意味する「転」が組み合わされた言葉です。
二回、三回と転がって向きが変わる様子から、物事の内容や状況が何度も変化することを表す四字熟語として使われるようになりました。
『二転三転』には
- 状況や情勢が何度も覆ること
などの意味があります。
「二転三転」の正しい使い方を例文で紹介!
「二転三転」は、状況や情勢が何度も覆ることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子計画が二転三転している。
例文②
B男経営の方針が二転三転した。
例文③
C子会議で話が二転三転した。
例文④
B子部長の発言は二転三転している。
例文⑤
C男内容が二転三転して信用できない。
【二転三転を使う時の注意点】
「二転三転」は、方針や予定、判断などが何度も変わることを表す言葉です。
ビジネスシーンでは、意思決定の遅れや準備不足を連想させるため、自社や自部署に対して使う際は注意が必要です。
「二転三転」の類義語・言い換え4選
『二転三転』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 変転
- 紆余曲折
- 右往左往
- 揺れ動く
類義語①変転の意味
状態・情勢が移り、変化してゆくこと。
引用:Weblio辞書
B子社会情勢の変転により、計画を見直した。
類義語②紆余曲折の意味
紆余曲折とは、物事が一直線には進まず、回り道や困難を繰り返しながら進んでいく様子を指す言葉である。
引用:Weblio辞書
A子そのプロジェクトは紆余曲折を重ねながら成功を収めた。
類義語③右往左往の意味
うろたえてあっちへ行ったりこっちへ来たりすること。あわてふためいて混乱したさまをいう。
引用:Weblio辞書
B男突然のトラブルに、担当者たちは右往左往していた。
類義語④揺れ動くの意味
不安定な状態にある。また、ゆらいで変化する。
引用:Weblio辞書
B子彼の言葉を聞いて、私の決意は揺れ動いた。

「二転三転」と「紆余曲折」の違いは?
「二転三転」と「紆余曲折」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「二転三転」には状況や情勢が何度も覆ることという意味がありますが、
それに対し「紆余曲折」には、ことのなりゆきがさまざまの込み入った経過をたどり変化することという意味があります。
「二転三転」は予定や方針、意見などが何度も変わることを意味するのに対し、「紆余曲折」はさまざまな困難や経緯を経て物事が進むことを意味します。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「二転三転」は英語で『changing again and again』
二転三転は英語の『changing again and again』に言い換えることができます。
英語の『changing again and again』には
- 二転三転
という意味があります。
「二転三転」の対義語・反対語は『一貫』
二転三転の対義語は、『一貫』になります。
一貫には
- 始めから終わりまで変わらず続けること
などの意味があり、始めから終わりまで変わらず続けることを表す際に用いられます。
B男彼女の主張は最初から最後まで一貫していた。
状況や情勢が何度も覆ることという意味の「二転三転」に対して、始めから終わりまで変わらず続けることという意味の「一貫」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


