「正気の沙汰」という言葉には、「気を確かに持って物事を考え、物事の是非を判断して処理すること」という意味があります。
「正気の沙汰ではない」という表現でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「正気の沙汰」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「正気の沙汰」の意味は『気を確かに持って物事を考え、物事の是非を判断して処理すること』
正気の沙汰の読み方は「しょうきのさた」です。
語源は、正常な精神状態、冷静な判断力があることを意味する「正気」と、物事を判断することという「沙汰」が組み合わされた言葉です。
『正気の沙汰』には
- 気を確かに持って物事を考え、物事の是非を判断して処理すること
- 正気で行われる判断
などの意味があります。
「正気の沙汰」の正しい使い方を例文で紹介!
「正気の沙汰」は、気を確かに持って物事を考え、物事の是非を判断して処理することを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子真夏に走るなんて正気の沙汰ではない。
例文②
B男徹夜を何日も続けるなんて正気の沙汰ではない。
例文③
C子彼の行動は正気の沙汰とは思えない。
例文④
B子あの無茶な計画は正気の沙汰ではない。
例文⑤
C男このエアコンは、正気の沙汰とは思えない価格だ。
【正気の沙汰を使う時の注意点】
「正気の沙汰」は、正常な判断では考えられない行動や判断を強く非難する際に使う表現です。
「正気の沙汰ではない」という否定の形で使われ、肯定形で使われることはほとんどありません。
「正気の沙汰ではない」を人に対して使う際は、相手を強く傷つけたり侮辱したりする可能性があるので、使う場面に注意しましょう。
「正気の沙汰」の類義語・言い換え5選
『正気の沙汰』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 正気
- 人並み
- 普遍的
- 一般的
- 常識的
類義語①正気の意味
正常な心。確かな意識。
引用:Weblio辞書
B子正気とは思えない行動に周囲は驚いた。
類義語②人並みの意味
世間一般の人と同じ程度であること。また、そのさま。世間並み。
引用:Weblio辞書
A子人並みの体力は身に付けておきたい。
類義語③普遍的の意味
あらゆる時代や場所、文化において共通して認められる性質や価値を持つことを指す言葉である。
引用:Weblio辞書
B男愛は時代を超えた普遍的なテーマだ。
類義語④一般的の意味
特殊な事物・場合についてでなく、広く認められ行き渡っているさま。普遍的。
引用:Weblio辞書
B子一般的なサイズを選べば間違いないだろう。
類義語⑤常識的の意味
普通であるさま。当たり前であるさま。
引用:Weblio辞書
C男彼はいつも常識的な判断をする。

「正気の沙汰」と「狂気の沙汰」の違いは?
「正気の沙汰」と「狂気の沙汰」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「正気の沙汰」には気を確かに持って物事を考え、物事の是非を判断して処理することという意味がありますが、
それに対し「狂気の沙汰」には、狂ったような異常な行動や判断という意味があります。
「正気の沙汰」は正常な判断という意味で、一般的には「正気の沙汰ではない」と否定系で使われますが、「狂気の沙汰」は狂ったような異常な行動や判断を直接表す表現です。
「正気の沙汰」は英語で『crazy』
正気の沙汰は英語の『crazy』に言い換えることができます。
英語の『crazy』には
- 気が狂った
- 狂気じみた
- 気が変で
などという意味があります。
「正気の沙汰」の対義語・反対語は『非常識』
正気の沙汰の対義語は、『非常識』になります。
非常識には
- 常識のないこと
- 常識を欠いていること
などの意味があり、常識のないことを表す際に用いられます。
B男公共の場では非常識な行動を控えよう。
気を確かに持って物事を考え、物事の是非を判断して処理することという意味の「正気の沙汰」に対して、常識のないことという意味の「非常識」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


