「流れに棹さす」という言葉には、「物事が順調に進む様子」という意味があります。
日常生活ではあまり使われない言葉ですので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「流れに棹さす」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「流れに棹さす」の意味は『物事が順調に進む様子』
流れに棹さすの読み方は「ながれにさおさす」です。
語源は、川舟を棹で押して流れに乗りながら進める様子に由来する慣用句です。
そこから、物事の勢いに乗ってさらに発展させることを意味するようになりました。
『流れに棹さす』には
- 物事が順調に進む様子
- 軌道に乗る様子
などの意味があります。
「流れに棹さす」の正しい使い方を例文で紹介!
「流れに棹さす」は、物事が順調に進む様子を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子新商品の人気が出て、会社は流れに棹さす勢いで成長した。
例文②
B男周囲の協力が流れに棹さす結果となった。
例文③
C子景気回復の流れに棹さす企業が増えている。
例文④
B子彼は、好調な流れに棹さして、さらに努力を続けた。
例文⑤
C男周りの応援が流れに棹さす追い風になった。
【流れに棹さすを使う時の注意点】
「流れに棹さす」は、「流れに逆らう」「水を差す」「邪魔をする」という意味で使われることがありますが、これは誤用です。
本来は「物事の勢いに乗って、さらにその勢いを増すこと」という意味ため、正確に覚えましょう。
「流れに棹さす」の類義語・言い換え4選
『流れに棹さす』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 勢いに乗る
- 追い風に乗る
- 波に乗る
- 弾みをつける
類義語①勢いに乗るの意味
なりゆきから生まれる機会をうまく利用する。
引用:Weblio辞書
B子会社は勢いに乗って業績を伸ばした。
類義語②追い風に乗るの意味
背後から進行方向に向けて吹く風を受けること、それによって加速したり力強さを得たりすることなどを意味する表現。比喩的にも用いられる。
引用:Weblio辞書
A子世界的なブームという追い風に乗って、そのブランドは急成長した。
類義語③波に乗るの意味
時勢に合って栄える。時流に乗る。また、調子に乗る。
引用:Weblio辞書
B男波に乗って優勝を果たした。
類義語④弾みをつけるの意味
ある状況において、いっそう勢いづけること、またはより活き活きとするさまなどを意味する表現。
引用:Weblio辞書
C男この勝利を弾みにつけて、次の試合にも臨みたい。

「流れに棹さす」は英語で『gain momentum』
流れに棹さすは英語の『gain momentum』に言い換えることができます。
英語の『gain momentum』には
- 勢いを加える
- はずみがつく
という意味があります。
「流れに棹さす」の対義語・反対語は『水を差す』
流れに棹さすの対義語は、『水を差す』になります。
水を差すには
- 邪魔をすること
- 横槍を入れること
などの意味があり、邪魔をすることを表す際に用いられます。
B男雨が降り始めて、イベントに水を差す形となってしまった。
物事が順調に進む様子を表す「流れに棹さす」に対して、邪魔をすることという意味の「水を差す」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


