「選択肢」という言葉には、「質問に対しての2つ以上の答え」という意味があります。
複数の中から答えを選ぶときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「選択肢」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「選択肢」の意味は『質問に対しての2つ以上の答え』
選択肢の読み方は「せんたくし」です。
語源は「選」と「択」と「肢」から来ており、
- 「選」は選ぶこと
- 「択」はえらぶ・えらびとる・よりわける
- 「肢」はてあし・本体から分かれ出た部分
の3つが合わさってできた言葉です。
『選択肢』には
- 質問に対して用意された二つ以上の答え
- 自らが選ぶ事ができる複数の行動や条件のケース
などの意味があります。
「選択肢」の正しい使い方を例文で紹介!
「選択肢」は、複数の中から答えを選ぶときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
選択肢の中から今の気持ちを選ぶのは難しい。
例文②
他に選択肢がないから今日行くしかない。
例文③
もっと選択肢を増やす事を考えてみよう。
例文④
この選択肢から1つしか選ぶことができない。
例文⑤
転職するというのも選択肢の1つです。
【選択肢を使う時の注意点】
選択枝と表記されることもありますが意味は同じです。
「選択肢」の類義語・言い換え5選
『選択肢』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 代わり
- 候補
- 代替
- 分かれ道
- 岐路に立つ
類義語①代わりの意味
入れかわること。交替すること。また、そのもの。
引用:weblio辞書
今日は彼女の代わりに私が当番をする。
類義語②候補の意味
ある地位や資格などを得るのにふさわしいと、他から認められている人。また、ある選択の対象としてあげられている人や物
引用:goo辞書
弟は優勝候補の1人に入っている。
類義語③代替の意味
それに見合う他のもので代えること。かわり。
引用:weblio辞書
雨予報なので代替案を考えなければならない。
類義語④分かれ道の意味
成り行きの分かれるところ。わかれめ。
引用:goo辞書
私にとってこれが人生の分かれ道となった思い出だ。
類義語⑤岐路に立つの意味
分岐点に位置すること。岐路はもっぱら「運命の分かれ道」を指し、その後の人生を少なからず左右するような選択に迫られている状況を意味することが多い。
引用:weblio辞書
彼は人生の岐路に立たされたところだろう。
「選択肢」と「選択」の違いは?
「選択肢」と「選択」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「選択肢」には質問に対しての2つ以上の答えという意味がありますが、
それに対し「選択」には、自分でよいものを選ぶことという意味があります。
似ているようにみえますが、選択は選ぶ行為をさす言葉で、選択肢は選ぶ項目をさす言葉だという違いがあります。
「選択肢」は英語で『choices』
選択肢は英語の『choices』に言い換えることができます。
英語の『choices』には
- 選ぶこと
- 選択肢
という意味があります。
「選択肢」の対義語・反対語は『唯一』
選択肢の対義語は、『唯一』になります。
唯一には
- ただ一つであること
- それ以外にはないこと
などの意味があり、他に選ぶことができないときに用いられます。
複数から選ぶことができるときに使われる選択肢に対して、唯一は他に選ぶことができないときに使われます。