「あからさま」という言葉には、「包み隠さず、明らかなさま」という意味があります。
露骨な様子を表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「あからさま」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「あからさま」の意味は『包み隠さず、明らかなさま』
【あからさまの意味】
1 包み隠さず、明らかなさま。また、露骨なさま。
2 物事が急に起こるさま。にわかなさま。
3 一時的なさま。ほんのちょっと。
4 (「あからさまにも」の形で、あとに打消しの語を伴って)かりそめにも。まったく。
引用: Weblio辞書
あからさまの漢字表記は「明ら様」です。
語源は、別々になるという意味の古語「あかる」と、少しの間を意味する「狭間」が組み合わされた言葉です。
元々は「少しの間」という意味合いで用いられていましたが、「あからさま」という読みから「明るみになる」のようなニュアンスで広まり、現代では主に「包み隠さない」という意味で使われています。
『あからさま』には
- 包み隠さず、明らかなさま
- 露骨なさま
- 物事が急に起こるさま
- にわかなさま
- 一時的なさま
- ほんのちょっと
- かりそめにも
- まったく
などの意味があります。
「あからさま」の正しい使い方を例文で紹介!
「あからさま」は、包み隠さず、明らかなさまを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①

彼女はあからさまに不機嫌だった。
例文②

あからさまなコストダウンが、品質低下につながっている。
例文③

彼が嘘をついたのはあからさまだった。
例文④

あからさまに嫌な態度を取られると落ち込む。
例文⑤

あからさまに嬉しそうな彼女を見て、こちらも嬉しくなった。
【あからさまを使う時の注意点】
「あからさま」は「隠さず、露骨に」という意味で、主にネガティブな態度や表現に使われやすい言葉です。
「失礼」「不快」「礼を欠く」といったニュアンスを含んでいるため、使用の際には注意しましょう。
「あからさま」の類義語・言い換え5選
『あからさま』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 露骨
- はっきり
- 公然
- 明白
- 率直
類義語①露骨の意味
感情などを隠さずに、ありのまま外に表すこと。また、そのさま。むきだし。あらわ。
引用:Weblio辞書

露骨な態度をとる人は苦手です。
類義語②はっきりの意味
明瞭であるさま、画然としているさまなどを意味する表現。
引用:Weblio辞書

彼女をはっきりと伝えるタイプです。
類義語③公然の意味
隠しだてをせずに、おおっぴらに行動するさま。
引用:Weblio辞書

公然とルール違反をする人の気がしれない。
類義語④明白の意味
あきらかで疑う余地のないこと。また、そのさま。
引用:Weblio辞書

彼の無実は明白です。
類義語⑤率直の意味
ありのままで隠すところがないこと。また、そのさま。
引用:Weblio辞書

率直な意見を聞かせてください。

「あからさま」と「露骨」の違いは?
「あからさま」と「露骨」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「あからさま」には包み隠さず、明らかなさまという意味がありますが、
それに対し「露骨」には、感情などを隠さずに、ありのまま外に表すことという意味があります。
「あからさま」は隠さずはっきり表すこと表す言葉で、ポジティブにもネガティブにも使える言葉ですが、「露骨」は、ずけずけして失礼という否定的なニュアンスで使われることが多いです。
似ている言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「あからさま」は英語で『overt』
あからさまは英語の『overt』に言い換えることができます。
英語の『overt』には
- 明白な
- 公然の
という意味があります。
「あからさま」の対義語・反対語は『遠回し』
あからさまの対義語は、『遠回し』になります。
遠回しには
- 直接的な表現を避けて、それとなく言うこと
などの意味があり、間接的にそれとなくいうことを表す際に用いられます。

遠回しに嫌味をいってくる奴が嫌いです。
包み隠さず、明らかなさまという意味の「あからさま」に対して、直接的な表現を避けて、それとなく言うことという意味の「遠回し」は、反対の意味の言葉として使うことができます。
