IT業界などでよく使われている『アーカイブ』には、『複数のまとめられたファイル』という意味があります。
情報技術が発展し、社会のデジタル化が進む中で、IT用語に関する知識が求められる仕事も増えています。
言葉の意味を理解することで、自分自身のスキルアップや自己成長にも繋がるでしょう。
この記事では『アーカイブ』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
アーカイブの意味は3パターン
- 記録すること。記録したもの。また、大量の記録や資料をまとめて保管すること。保管したものや場所についてもいう。「専門誌の―」「過去の公演―」
- コンピューターで、複数のデータを一つにまとめたり、圧縮したりすること。また、そのファイル。ネットワーク上で公開されたファイルの保管庫を意味する場合もある。「メールソフトの―機能」
- ⇒アーカイブズ
引用:goo辞書
アーカイブは英語で『archive』と表記され
・記録保管所
・文書局
・古文書
などの意味があります。
カタカナ語のアーカイブは『archive』が語源となっており、各分野ごとに少しずつ違う使われ方をしていますので、詳しく見ていきましょう。
IT業界でのアーカイブの意味は複数のまとめられたファイル
IT業界で使われるアーカイブには、アーカイブファイルや圧縮ファイルという意味があります。
アーカイブの意味①『アーカイブファイル』
アーカイブファイルとは、コンピュータに記録されたデータを長期保存するため、専用のファイル形式に変換したり専用の保存領域に移動させたもの。圧縮ファイルのことを指すことが多いが、本来は複数ファイルをまとめた形式を指す。
『アーカイブ』には
・複数のファイルを一つにまとめたもの
などの意味があります。
昨年の資料をアーカイブファイルから探します。
アーカイブの意味②『圧縮ファイル』
圧縮ファイルとは、データ圧縮により元のファイルの容量を削減したファイル。圧縮ソフトによって作ることができ、必要に応じて元のファイルに復元(解凍/展開)することができる。
『アーカイブ』には
・ファイルを圧縮してサイズを小さくする
などの意味があります。
動画を圧縮ファイルにしてメールしました。
一般的にアーカイブファイルを作るときはファイルサイズを小さくし、圧縮も同時に行うので「アーカイブファイル」と「圧縮ファイル」は混同されがちです。
アーカイブの類義語3選
『アーカイブ』の類義語は3つあります。
①バックアップ
②ライブラリ
③データベース
類義語①バックアップの意味
システム異常や装置の故障などによるデータの破損に備えて、ディスクの内容を複製し、別の記憶装置やメディアに保存すること。コンピューターの中身は、こまめにバックアップをとるのが望ましい。
引用:コトバンク
類義語②ライブラリの意味
ライブラリとは、図書館、図書室、資料室、書庫、書斎、蔵書、文庫、選書、双書などの意味を持つ英単語。
ITの分野では、ある特定の機能を持ったコンピュータプログラムを他のプログラムから呼び出して利用できるように部品化し、そのようなプログラム部品を複数集めて一つのファイルに収納したものをライブラリという。
類義語③データベースの意味
データベースとは、複数の主体で共有、利用したり、用途に応じて加工や再利用がしやすいように、一定の形式で作成、管理されたデータの集合のこと。現代では専用のデータベース管理システム(DBMS)で構築・運用するデータの集合体を指すことが多い。
アーカイブの関連用語3選
『アーカイブ』を使った関連用語は3つあります。
①デジタルアーカイブ
②アーカイブ配信
③インターネットアーカイブ
関連用語①デジタルアーカイブの意味
博物館・美術館・公文書館などの所蔵資料や、自治体・大学・研究機関などの公共性が高いデータを電子化して管理・公開するシステム。絵画・彫刻・文書・写真・音声・映像などを対象とし、インターネットを通じて資料目録を検索したり、デジタル画像などを閲覧したりできる。デジタルアーカイブズ。
引用:goo辞書
関連用語②アーカイブ配信の意味
インターネット上でのライブ配信に対して、収録した映像を配信すること。また、その形式。多く視聴期間が設けられており、期間内は何度でも視聴ができる。
引用:goo辞書
関連用語③インターネットアーカイブの意味
インターネットアーカイブとは、インターネット上に公開されたWebページを保存し、サーバー上から削除されたコンテンツも閲覧できるサービスの名称である。
引用:weblio辞書
アーカイブの対義語・反対語はなし!
アーカイブの対義語は、ありません。