泡盛マイスター協会が教える!「泡盛」って何?

泡盛マイスター協会

2017-10-01 公開   2017-10-04 更新

「泡盛、泡盛と言われても…」というあなた!まずはこのページで泡盛について学んでみてはいかがでしょうか。泡盛について少しでも詳しくなると、きっとこれから飲む泡盛を美味しく感じることができるはず!

泡盛の歴史

まず知るには歴史から!知れば知るほど奥深い泡盛の世界。その歴史を知れば、泡盛だけでなく当時の時代背景も見えてくるはず。

【泡盛というお酒】
沖縄特産の地酒・蒸留酒で、実は600年以上の歴史がある日本最古の蒸留酒なんです。琉球王国は地理的な優位を活かした中継貿易により栄えており、貿易の際により栄えており、貿易の際に泡盛の元となったお酒が琉球に伝わりこの地で独自の発展を遂げ、現在の様な泡盛になったと考えられています。

【当時の泡盛の役割】
琉球王国時代は中継貿易にて発展した時代背景があり、諸外国との交流を持ち、多くの文化と触れ合ってきました。泡盛は琉球に訪れた方々の接待に使われたり、お土産の品にもなっていました。また、江戸時代には幕府へも献上されており、外交上欠かすことのできない貴重なものでした。

泡盛の名前の由来

泡盛の名前の由来は「泡説」と「原料説」、「梵語説」、「薩摩説」と4つある。その4つの由来を各項目にて紹介!

【泡説】
「強いお酒を注いだ時に泡立つことから」と「蒸留の際、泡が盛り上がることから」と「泡」関係した説。

【原料説】
「元は泡盛を作る原料として粟(あわ)を用いたので『あわもり(粟盛)』となった」という説。

【梵語説】
古代インドの文言である梵語(サンスクリット語)で酒のことを「アワムリ」と呼んでいたため、それが鈍った説。

【薩摩説】
「薩摩藩が九州の焼酎と区別するために命名した」とする説。江戸幕府に献上する際に、近藤を防ぐために区別した。

※調査研究が進み現在では泡説が有力視されています。

知りたい泡盛の疑問

ここでは泡盛の疑問を解消!基本的な知識を知っていれば、お酒の席で盛り上がること間違いなし!

【Q1 泡盛の定義とは?】
黒麹菌を使用した米麹と水を原料として発酵させたモロミを単式蒸留機で1回だけ蒸留したアルコール度数は45度以下のお酒を泡盛といいます。これらの工程を1つでも外してしまうと、泡盛の定義とは外れてしまいます。

【Q2 琉球泡盛という表記は何?】
製造からボトルリングまで全て沖縄で行っているという証明で「琉球泡盛」と表記しています。もし、どこかの過程を沖縄で行っていないとしたら単純に「泡盛」とだけ表記されています。これは、琉球王朝から受け継がれてきたというアピールにもなっています。

【Q3 泡盛と焼酎の違いは何?】
焼酎は黒麹菌、白麹菌、黄麹菌など様々な麹菌を使用することができます。また、二段仕込みといってモロミを造った後にさらに二次原料を使用することで、原料の風味が活かされますが、モロミのアルコール分が低くなるため、蒸留後のお酒も度数が低いお酒となります。 ※二次原料 芋焼酎なら芋、麦焼酎なら麦を使用。

【Q4 古酒(クース)って何?】
古酒は、一般的に貯蔵期間を長くして、芳醇でまろやかに熟成した酒類のことを指しますが、最近では「(その泡盛の)全量を3年以上貯蔵したもの又は仕次ぎしたものでなければ古酒と表示してはならない。貯蔵年数を表記する場合は、年数未満は切り捨てるものとする」という定義があります。

【Q5 泡盛って健康にいいの?】
「酒は百薬の長」という言葉があるので、適度に飲むことで食欲の増進や睡眠の促進などの「心身的効用」と人間関係の円滑化や社会習慣の維持などの「社会的効用」があります。あと、血栓溶解効果が認められております。

【Q6 泡盛を広める方法としてなぜカクテルなんですか?】
カクテルは世界中にあるので、どの国の方でも馴染みやすいというメリットがあります。泡盛をそのまま持っていくと馴染みにくいというデメリットがあるので、カクテルにすることで外国の方でもスッと飲むことができます。カクテルだけでなく、梅酒やニンニク酒などもあります。

泡盛マイスター協会について

今回教えてもらった泡盛マイスター協会ってどんなところで何をしているの?泡盛のために奔走している協会を紹介!

【Q1 泡盛マイスター協会ってなにをしているの?】
私たちは泡盛の普及・促進を1番の目的に活動しています。泡盛を販売して広めているのではなく、泡盛の魅力を伝える活動をしています。県内はもちろんのこと、県外や台湾、韓国、シンガポールなどの国外にも活動の幅を広げています。

【Q2 泡盛マイスターの資格は誰でも取得できるの?】
可能です。取得している人には医者の方もいれば主婦の方もいます。お酒に関する仕事をしているなどの特別な理由・条件はいりません。「泡盛に自由な意見を述べ、全ての泡盛を応援したい」という気持ちが大事です。

【Q3 マイスターの資格はどうやったら取れるの?】
今は県内の大学にて講義をしており、それを半年受けてその後、筆記試験を行います。それをクリアしたら、テイスティングの試験を行います。それに受かると晴れて泡盛マイスターの資格を得ることができます。

紹介人はコチラ

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小嶺 直正(コミネ ナオマサ)さん
「琉球料理」及び黒麹菌による「琉球泡盛」を文化圏の世界無形文化遺産登録に向けて日々奔走する泡盛マイスター協会の専務理事。国内外に泡盛の魅力を発信している。

2017.8月号