その1杯が救う サンゴの未来

35COFFEE

2018/04/09公開   2018/06/01更新

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沖縄といえば“青く透き通った海”というイメージがすぐに出る。しかし近年、自慢の海が変化しつつあることをご存知だろうか。
沖縄県民は、日常の中に自然に存在する海の貴重さを知らない人が多いのが現実だ。
そこで、自分たちが住む沖縄のために何かできることはないか、と動き出したのが「沖縄の観光と長寿」をキーワードに活動する「35COFFEE」。現在、海の透明度が薄れてきている理由の一つとしてあげられているのが、サンゴの減少。
サンゴは酸素を作り出すメカニズムを持っていて、海の中の生物に十分な酸素が行き渡らずに、ほかの海洋生物も死んでしまう可能性があるそう。海のジャングルを作る役割を果たしているので、サンゴが減ることで海への影響は大きい。
そのサンゴを使い、手助けはできないかと考え色々と試行錯誤し、行き着いたのがコーヒーだった。少しでも多くの人が日常生活の中で自然に取り入れられて、手に取りやすいかを考えた末、よく飲まれている飲料の上位であるコーヒーに目をつけたのだ。

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サンゴをどのようにコーヒーに使用しているかというと、風化した骨格サンゴを200度以上まで温めてコーヒー生豆を焙煎し、サンゴ熱でじっくりと焼き上げる方法だ。その作った商品の売上の3・5%をサンゴの再生活動に活用している。

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具体的なサンゴの再生活動は、3cm〜5cmのベビーサンゴを管理水槽で移植し、少しずつ経過を診ながら自然の海に移すことで約1年半後には魚が集まる立派な群集になるという流れだ。35COFFEEのホームページにて活動記録を紹介しているので、ぜひ見てほしい。

発売しているものは、コーヒーのほかにも、コーヒー豆の香りを引き立ててくれる泡盛を使ったシュガーレスの「35リキュール」や「35ちんすこう」、「35コットン」など豊富に揃う。様々な企業とコラボし、食品だけでなくTシャツなど幅広いジャンルでサンゴをPRできているのがすごくいい。これらすべての商品の売上もサンゴの再生活動への資金として活用されている。

また、コーヒーの味わいにもこだわり、日本人が好きな味を表現。苦味を抑え、コーヒーが苦手な人でも飲みやすい万人受けを目指した味わいになっている。沖縄の海事情を知らない多くの県民へ伝えたい想いで商品の開発も行い、環境への思いやりを大切にしている。県外への持ち出しが禁止されているサンゴを使った商品は、沖縄でしか作ることのできない唯一無二のもの。その商品で沖縄の環境を手助けできるなら、この1杯でコーヒー習慣を味わいたいとそう思えるはず。

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35COFFE自慢のコーヒー豆で作った沖縄限定コーヒー。

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ドン・キホーテ内にある清潔感漂うガラス張りの店内。 

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グループでのくつろぎタイムにも最適なイートインスペース。

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店外には自慢の商品がずらっと並べられていて、手に取りやすい。

店舗情報

住/那覇市松尾2-8-19 2F
電/098-840-7885
営/11:00~20:00
休/無休
P/有り
https://35coffee.com/

2018.2月号