「焦燥」という言葉には、「いらいらすること・あせること」という意味があります。
日常会話でもよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「焦燥」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「焦燥」の意味は『いらいらすること・あせること』
焦燥の読み方は「しょうそう」です。
「焦」と「燥」は、中学校で習う漢字で、
- 「焦」はあせる・いらいらする・じれる・こげる
- 「燥」はかわく・かわかす・いらだつ
の2つが合わさってできた言葉です。
『焦燥』には
- いらいらすること
- あせること
などの意味があります。
「焦燥」の正しい使い方を例文で紹介!
「焦燥」は、焦りや苛立ちが強く、物事がうまくいかず落ち着かない精神状態を表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子焦燥に駆られ、さらにミスしてしまいそうで怖いです。
例文②
B男同期が出世したことを知り、焦燥と不安に駆られています。
例文③
C子合格発表の今日、結果が気になり一日中焦燥感が消えませんでした。
例文④
B子締め切り間近なのですが、仕事が思うように進まず焦燥感に苛まれてます。
例文⑤
C男期待していた返事が来なくて、彼は焦燥した面持ちで母に伝えました。
【焦燥を使う時の注意点】
「焦燥」は焦って苛立つような状況のことでそのときの感情を指し、単に「焦り」を意味するだけでなく、「イライラする」というニュアンスも持つ言葉です。
例文のように、「焦燥に駆られる」「焦燥感」などの表現で使われることが多いです。
「焦燥」の類義語・言い換え5選
『焦燥』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 苛立ち
- 焦慮
- もどかしい
- じれったい
- むしゃくしゃ
類義語①苛立ちの意味
思うようにならず気持ちが高ぶること。いらいらする気持ち。
引用:weblio辞書
B子私は彼に対して、少し苛立ちを感じることもありました。
類義語②焦慮の意味
A子同僚が営業成績が良くなくて、焦慮に駆られているらしい。
類義語③もどかしいの意味
「もどかしい」とは、不完全な事象に対して苛立つ・思い通りに物事が進まないという意味の表現である。
引用:weblio辞書
B男彼の話し方はいつももどかしいので、会話しているとストレスがたまる感じがある。
類義語④じれったいの意味
物事がなかなか思うようにならないので、いらいらして気持ちが落ち着かない。はがゆい。もどかしい。
引用:weblio辞書
B子ぐずぐずしていて本当にじれったいと思われていそうで怖い。
類義語⑤むしゃくしゃの意味
- いらいらして気分が晴れないさま。
- 頭髪やひげなどが乱れているさま。もじゃもじゃ。
引用:weblio辞書
C男妻がむしゃくしゃしている時は、なるべく話しかけないようにしています。

「焦燥」と「狼狽」の違いは?
「焦燥」と「狼狽」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「焦燥」にはいらいらすること・あせることという意味がありますが、
それに対し「狼狽」には、不意の出来事などにあわててうろたえることという意味があります。
「焦燥」と「狼狽」は、どちらも現状に対してパニックのような感情で、冷静な判断力がない状況を指しています。
「焦燥」は焦りがあり、「狼狽」は慌てる状態という点が違いです。
「焦燥」は英語で『impatience』
焦燥は英語の『impatience』に言い換えることができます。
英語の『impatience』には
- 短気・性急・せっかち・いらいら・じれったさ
- (苦痛・圧迫などを)我慢できないこと・切望、あせり、たまらないこと
という意味があります。
「焦燥」の対義語・反対語は『落ち着き』
焦燥の対義語は、『落ち着き』になります。
落ち着きには
- 気持ちや態度が物事に動じないで、安定した状態にあること
- 動いていた物事が安定した状態になること
などの意味があり、気持ちや態度が物事に動じないで、安定した状態にあることを表すときに用いられます。
B男仕事も決まり、やっと気持ちが落ち着きました。
「焦燥」はいらいらすること・あせることを指し、「落ち着き」は気持ちや態度が物事に動じないで、安定した状態にあることを指しています。


