「癇癪」という言葉には、「ちょっとしたことにも感情を抑えきれないで激しく怒り出すこと」という意味があります。
怒りを表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「癇癪」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「癇癪」の意味は『ちょっとしたことにも感情を抑えきれないで激しく怒り出すこと』

癇癪の読み方は「かんしゃく」です。
明確な語源や由来はありませんが、「癇」と「癪」のそれぞれの意味は、
- 「癇」は、神経が過敏になっている状態
- 「癪」は、胸や腹部などに起こる痛み
この2つが合わさってできた言葉です。
もともとは身体の不調を表す言葉でしたが、次第に「感情を激しく荒らすこと」という意味で使われるようになりました。
『癇癪』には
- ちょっとしたことにも感情を抑えきれないで激しく怒り出すこと
などの意味があります。
「癇癪」の正しい使い方を例文で紹介!

「癇癪」は、ちょっとしたことにも感情を抑えきれないで激しく怒り出すことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子子どもが思いどおりにならず、癇癪を起こした。
例文②
B男弟はゲームに負けると癇癪を起こすことがある。
例文③
C子癇癪を起こして泣き続けている。
例文④
B子癇癪を起こしたときは、落ち着くまで見守った。
例文⑤
C男娘も4歳になり、だいぶ癇癪が減った。
【癇癪を使う時の注意点】
「癇癪」は、子どもなどが思いどおりにならないときに、激しく怒ったり泣いたりする様子を表す言葉です。
主に感情を激しく爆発させる場面で使われますので、使用の際には状況や相手との関係に注意しましょう。
「癇癪」の類義語・言い換え5選

『癇癪』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 激怒
- 怒り
- 立腹
- 駄々
- 逆上
類義語①激怒の意味
はげしく怒ること。また、その怒り。
引用:Weblio辞書
B子父は弟に激怒した。
類義語②怒りの意味
おこること。いきどおり。立腹。
引用:Weblio辞書
A子彼に対しての怒りが収まらない。
類義語③立腹の意味
はらをたてること。怒ること。腹立(ふくりゅう)。
引用:Weblio辞書
B男部長は随分ご立腹の様子だ。
類義語④駄々の意味
子供などが甘えてわがままを言うこと。
引用:Weblio辞書
B子子供がお菓子がほしいと駄々をこねた。
類義語⑤逆上の意味
激しい怒りや悲しみなどのために、頭に血が上ること。分別をなくし取り乱すこと。
引用:Weblio辞書
C男これ以上彼を怒らせると、逆上してなにをされるかわからない。

「癇癪」と「イヤイヤ期」の違いは?

「癇癪」と「イヤイヤ期」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「癇癪」にはちょっとしたことにも感情を抑えきれないで激しく怒り出すことという意味がありますが、
それに対し「イヤイヤ期」には、幼児が親や大人の与えるもの全般に対して「いやいや」と拒否するような反応を示すこと、および、そのような反応が顕著になる時期のことという意味があります。
「癇癪」は、思い通りにならないときなどに、怒って大声で泣いたり、叫んだり、物に当たったりするなど、感情を激しく爆発させることを指します。
一方、「イヤイヤ期」は、主に幼児期に見られる、「イヤ」「自分でやる」などの自己主張が強くなる時期を指します。
「癇癪」は年齢を問わず使える「感情の爆発」を表しますが、「イヤイヤ期」は幼児期に見られる「自己主張が強くなる時期」を表す点が異なります。
「癇癪」は英語で『tantrum』

癇癪は英語の『tantrum』に言い換えることができます。
英語の『tantrum』には
- かんしゃく
という意味があります。
「癇癪」の対義語・反対語は『平静』

癇癪の対義語は、『平静』になります。
平静には
- 態度・気持ちが落ち着いていること
などの意味があり、態度や気持ちが落ち着いていることを表す際に用いられます。
B男彼はいつも平静を装っている。
ちょっとしたことにも感情を抑えきれないで激しく怒り出すことという意味の「癇癪」に対して、態度・気持ちが落ち着いていることという意味の「平静」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


