「長幼の序」という言葉には、「年長者と年少者との間にある秩序」という意味があります。
教育・道徳・礼儀作法などについて説明するときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「長幼の序」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
長幼の序の意味は『年長者と年少者との間にある秩序』
長幼の序の読み方は「ちょうようのじょ」です。
語源は、中国の儒教の基本的な五つの道徳法則である「五常(ごじょう)」または「五倫(ごりん)」の一つ、「長幼有序(ちょうようじょあり)」という言葉から来ており、
『長幼の序』には
- 年長者と年少者との間にある秩序
- 子供は大人を敬い、大人は子供を慈しむというあり方
などの意味があります。
「長幼の序」の正しい使い方を例文で紹介!
「長幼の序」は、年長者と年少者が互いに礼儀や秩序を守るべきという考え方を表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子彼の年上の人を敬う姿勢は、今どきの若者にしては長幼の序をわきまえていますね。
例文②
B男私は会社の新人として、長幼の序をわきまえるべきだと思っています。
例文③
C子本校の野球部は昔からの慣習で、長幼の序を重んじることが大切だとされています。
例文④
B子あの部署では長幼の序が強すぎるためか、若手の意見が通りにくいという問題があります。
例文⑤
C男部活は長幼の序が厳しいとよく耳にするので、娘は先輩がいない新設校に入学したいと言っていました。
【長幼の序を使う時の注意点】
「長幼の序」は年長者と年少者との間にある秩序という意味で、年長者と年少者が互いに礼儀や秩序を守るべきという考え方を表すときに使われます。
ビジネスシーンで「長幼の序」は上下関係を強く感じさせるため、使いどころを誤ると「古くさい」「上下を押しつけている」と受け取られやすく相手を不快にさせる可能性が高いので注意が必要です。
「長幼の序」の類義語・言い換え5選
『長幼の序』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 年功序列
- 上下関係
- 秩序
- 礼節
- 礼儀
類義語①年功序列の意味
B子年功序列の会社では、経験豊富なベテラン社員に頼ることが多いです。
類義語②上下関係の意味
地位・身分・年齢などの、上位の者と下位の者との関係。
引用:weblio辞書
A子あの高校のサッカー部は上下関係が厳しいという噂があるようです。
類義語③秩序の意味
B男私たちは法と秩序を守らなければならない。
類義語④礼節の意味
礼儀と節度。また、礼儀。
引用:コトバンク
B子恩人に礼節を欠いてはいけないと思います。
類義語⑤礼儀の意味
- 人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。
- 謝礼。報謝。
引用:weblio辞書
C男相手の家にお邪魔するなら礼儀をわきまえた方が良いですよ。

「長幼の序」は英語で『in order of seniority』
長幼の序は英語の『in order of seniority』に言い換えることができます。
英語の『in order of seniority』には
- 年功序列で
という意味があります。
「長幼の序」の対義語・反対語は『対等』
長幼の序の対義語は、『対等』になります。
対等には
- 相対する双方の間に優劣・高下などの差のないこと
などの意味があり、相対する双方の間に優劣・高下などの差のないことを表すときに用いられます。
B男彼は対等な立場で意見することができる人です。
「長幼の序」は年長者と年少者との間にある秩序を指し、「対等」は相対する双方の間に優劣・高下などの差のないことを指しています。


