「アウトロー」という言葉には、「無法者」という意味があるカタカナ語です。
社会秩序から外れた人を表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「アウトロー」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
アウトローの意味は『無法者』
アウトローの読み方は「あうとろー」です。
語源は無法者を表す英語の「outlaw」から来ているので、社会秩序から外れた人を表すようになりました。
『アウトロー』には
- 法の保護や秩序の外にある者
- 無法者
などの意味があります。
「アウトロー」の正しい使い方を例文で紹介!
「アウトロー」は、社会秩序から外れた人を表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
日常生活・野球・音楽など、シーン別にわけて使い方を紹介していきます。
例文①日常生活
社会秩序から外れた人を表すときに使われます。
【例文①】
アウトローの集団に近づいてはいけないのは、暗黙の了解だ。
【例文②】
アウトローな人はなぜか魅力がある。
例文②野球
野球では、外角低め(アウトコース低め)に投げる時に使われる言葉です。
【例文①】
アウトローのストレートで空振り三振!!
【例文②】
○○選手のアウトローまっすぐのコントロールがすごかった!
例文③音楽(アウトロ)
音楽シーンではアウトローではなく、曲の終わりの部分という意味を持つ「アウトロ」という言葉が使われています。
アウトローとアウトロは違う言葉ですので、使う際は注意が必要です。
【例文①】
推しの新曲のアウトロが最高にかっこいい・・!
【例文②】
アウトロで泣きそうになった。
【アウトローを使う時の注意点】
アウトローは悪い意味だけでなく、人と違うという好意的な意味で使われることもあります。
「アウトロー」の類義語・言い換え5選
『アウトロー』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 不良
- アウトサイダー
- 一匹狼
- 無法者
- ヤンキー
類義語①不良の意味
品行・性質がよくないこと。また、その人。
引用:weblio辞書
彼は昔不良だったらしいが、今では面影もない。
類義語②アウトサイダーの意味
集団・組織の外部の人。部外者。
引用:goo辞書
彼はもうアウトサイダーなはずだが、なぜいるのだろう。
類義語③一匹狼の意味
組織の力に頼らないで、自分の力だけで行動する人。
引用:weblio辞書
一匹狼でやっていける人はかっこいいと思う。
類義語④無法者の意味
法や社会秩序を無視する者。乱暴者。
引用:goo辞書
できれば生涯、無法者とは関わりたくない。
類義語⑤ヤンキーの意味
不良青少年。第二次大戦後、髪型やファッションなどで、米国の若者の風俗をまねた青少年をさして呼んだ語。
引用:weblio辞書
弟がヤンキーになってきて、母が困っている。
「アウトロー」と「アウトサイダー」の違いは?
「アウトロー」と「アウトサイダー」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「アウトロー」には無法者という意味がありますが、
それに対し「アウトサイダー」には、部外者という意味があります。
どちらも似ている意味があるようですがアウトローは、法律やルールを守らない者を意味し、アウトサイダーは、組織などの部外者を意味します。
「アウトロー」の対義語・反対語は『普通』
アウトローの対義語は、『普通』になります。
普通には
- たいてい
- 通常
- 一般
などの意味があり、たいていのものを表すときに用いられます。
僕は小さいころから、悪さをすることもなく普通に育ってきた。
社会秩序から外れた人を指すアウトローに対して、たいていの人のことは普通と表します。