預かるの意味とは?正しい送り仮名・使い方を例文と共に簡単に解説!英語への言い換えは?

仕事

「預かる」という言葉には、「頼まれて人の身柄や物品を引き受けてその保管や世話をする」という意味があります。

荷物を受け渡す際などによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「預かる」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

預かるの意味は『頼まれて人の身柄や物品を引き受けてその保管や世話をする』

男性

【預かるの意味】

1 頼まれて人の身柄や物品を引き受けてその保管や世話をする。「貴重品を―・る」「留守を―・る」

2 物事の管理・運営を任される。「経理面を―・る」

3 勝負や争いごとなどの間に入って、一切の処理を任せてもらう。「この場は私が―・る」

4 発表などを差し控える。保留して公にしない。「氏名の公表はしばらく―・る」

引用:goo辞書

預かるの読み方は「あずかる」です。

預かる』には

  • 頼まれて人の身柄や物品を引き受けてその保管や世話をする
  • 物事の管理・運営を任される
  • 勝負や争いごとなどの間に入って、一切の処理を任せてもらう
  • 発表などを差し控える

などの意味があります。

預かるの正しい使い方を例文で紹介!

花

預かる」は、頼まれて人の身柄や物品を引き受けてその保管や世話をする場面などで使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

今日から兄が旅行に行くので、飼っているチワワを預かる約束になっている。

例文②

B男

僕がこの件に関しての発注を預かっています。

例文③

C子

伊野尾さんから伝言を預かっています。

例文④

B子

この勝負の結果は、私が預かります。

例文⑤

C男

売上を公表するかどうかは、しばらく預かっておきます。

預かるを使う時の注意点】

物ではないものも「預かる」と言うことができるので、文脈に応じて使っていくとよいでしょう。

「預かる」の類義語・言い換え2選

男性

『預かる』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 受け取る
  2. 担当

類義語①受け取るの意味

1 受けて取る。渡されたものを受け収める。「手紙を―・る」

2 人の言葉や行動などを自分なりの判断で解釈する。また、納得する。「話を額面どおりに―・る」「善意に―・る」

3 責任をもって引き受ける。担当する。

「帝隠れさせ給ひしかば、神功皇后御世を―・らせ給ひ」〈平家・五〉

引用:goo辞書

B子

留守だったので、受け取っておきました。

類義語②担当の意味

[名](スル)一定の事柄を受け持つこと。「営業部門を―する」「―者」

引用:goo辞書

B男

その件の経理を担当しています。

「預かる」と「預ける」の違いは?

金庫

預かる」と「預ける」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

預かる」には頼まれて人の身柄や物品を引き受けてその保管や世話をするという意味がありますが、

それに対し「預ける」には、金品や身柄を人に頼んで、その保管や世話を頼むという意味があります。

一文字違うだけですが、「預ける」と「預かる」では立場が反対になるので、使用する際には気をつけましょう。

預かるは英語で『keep

女性

預かるは英語の『keep』に言い換えることができます。

keepの意味
1 〈物を〉(場所に)ずっと置き続ける
1a 〈人を〉(場所に)引き留める
2 〈人・物が〉(ある状態を)続けている
3 〈人・物を〉(ある状態に)保ち続ける
3a 〈家族を〉養う
3b 〈決め事を〉守る
◆全体に「努めてある状態を保つ」という「努力して維持する」意味合いが保たれる.

引用:goo辞書

英語の『keep』には

  • 起き続ける
  • 引き止める
  • 続けている
  • 保ち続ける
  • 養う
  • 守る

という意味があります。

預かるの対義語・反対語は『預ける』

男性

預かるの対義語は、『預ける』になります。

預けるの意味
1 金品や身柄を人に頼んで、その保管や世話を頼む。「荷物を―・ける」「銀行に金を―・ける」

2 物事の処理を人にゆだねる。「店を―・ける」「帳場を―・ける」

3 からだをもたせかける。「上体を―・ける」

4 紛争や勝負の決着を第三者に一任する。「勝負を―・ける」

5 茶の湯の点前 (てまえ) で、茶道具を仮置きする。

6 関係させる。

「花の賀に召し―・けられたりけるに」〈伊勢・二九〉

引用:goo辞書

預けるには

  • 金品や身柄を人に頼んで、その保管や世話を頼む
  • 物事の処理を人にゆだねる
  • 紛争や勝負の決着を第三者に一任する

などの意味があり、人に頼んで保管や世話を頼む際に用いられます。

B男

2日間、実家に子どもを預ける予定です。

「預ける」のは自分のもの、「預かる」のは人のもの、と考えるとわかりやすいですね。

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