「陪席」という言葉には、「身分の高い人と同席すること」という意味があります。
ビジネスシーンや改まった場面でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「陪席」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「陪席」の意味は『身分の高い人と同席すること』
陪席の読み方は「ばいせき」です。
語源は2つの漢字の組み合わせから来ており、
- 「陪」はそばに付き添う
- 「席」は会合などの場
の2つが合わさってできた言葉です。
『陪席』には
- 身分の高い人と同席すること
- 「陪席裁判官」の略
などの意味があります。
「陪席」の正しい使い方を例文で紹介!
「陪席」は、身分の高い人と同席することを表す場面で使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
明日、課長が出席する会議に陪席させていただきます。
例文②
取引先との会食に陪席することとなり、緊張しています。
例文③
昨日、部長に陪席させていただいたミーティングは、とても勉強になった。
例文④
陪席者として会議に参加し、議事録を取りました。
例文⑤
裁判長の左右に、陪席が座ることになっています。
【陪席を使う時の注意点】
「陪席」は、目上の人に自分がついて会議などに参加する際に用いられます。
「陪席させていただく」「陪席いたします」などの表現で使われますので覚えておきましょう。
「陪席」の類義語・言い換え2選
『陪席』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 同席
- 同座
類義語①同席の意味
同じ席に居合わせること。
引用:goo辞書
今日の面談は、私も同席させていただきます。
類義語②同座の意味
同じ席または場所に居合わせること。同席。
引用:goo辞書
明日の講習会に、私も同座させていただくことになりました。
「陪席」と「同席」の違いは?
「陪席」と「同席」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「陪席」には身分の高い人と同席することという意味がありますが、
それに対し「同席」には、同じ席に居合わせることという意味があります。
2つの言葉の違いは、同席する人の身分の差です。
「陪席」は自分よりも身分が高い人について会議などに参加する際に使われる言葉です。
「同席」は、同席する人の身分に関わらず、誰にでも使うことができます。
似ている言葉ですが、間違えると失礼にあたる場合もありますので、しっかりと意味を覚えておきましょう。
「陪席」は英語で『attending』
陪席は英語の『attending』に言い換えることができます。
英語の『attending』には
- 出席する
- 参列する
という意味があります。
「陪席」の対義語・反対語はありません
陪席の対義語は、ありません。