『バッティング』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『予定などがかち合う』という意味があります。
初めて『バッティング』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『バッティング』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
バッティングの意味は3パターン
カタカナ語のバッティングは英語の『batting』が語源となっています。
バッティングと聞くと野球を思い浮かべる方も多いかと思いますが、スポーツの他にも『予定がかち合うこと』などの意味があります。
バッティングの意味①『かち合う・競合する』
バッティング は、予定などがかち合うこと。物事が競合すること。
引用:goo辞書
『バッティング』には
- かち合う
- 競合する
などの意味があります。
仕事とプライベートのスケジュールがバッティングしてしまったため、友達とのランチは来週にしよう。
バッティングの意味②『ぶつける』
ボクシングで、頭・額・肩・ひじなどを相手にぶつけること。
引用:goo辞書
『バッティング』には
- ぶつける
などの意味があります。
彼のパンチは見事だったが、肩にバッティングしたため反則負けとなった。
バッティングの意味③『打撃』
野球で、打撃。
引用:goo辞書
『バッティング』には
- 打撃
などの意味があります。
チームの中でもあの選手のバッティングはピカイチだ。
バッティングの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『バッティング』は、『予定などがかち合う』『物事が競合する』などがあります。
例文①かち合うという意味で使う時
【Before】
A社の商談とかち合ってしまうため、会議は来週に持ち越します。
【After】
A社の商談とバッティングしてしまうため、会議は来週に持ち越します。
例文②競合するという意味で使う時
【Before】
他社との競合で生き残るには、新たな戦略が必要です。
【After】
他社とのバッティングで生き残るには、新たな戦略が必要です。
ビジネスシーンで『バッティング』と言われた時は、『かち合う・競合する』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
『かち合う』という意味で使われるのは日本のみなので注意しましょう。
バッティングの類義語・関連用語2選
『バッティング』の類義語は2つあります。
『予定などがかち合う』という意味でバッティングを使う時に、『ダブルブッキング』や『オーバーブッキング』が類義語になります。
- ダブルブッキング
- オーバーブッキング
類義語①ダブルブッキングの意味
飛行機や劇場などの座席、あるいはホテルの部屋の予約などを二重に受けること。また一般に、仕事の予定や遊びの約束などを二重に入れてしまうこと。
引用:コトバンク
重要な会議を忘れていて、ダブルブッキングしてしまった。
類義語②オーバーブッキングの意味
航空機の座席やホテルの客室について、定員以上の予約を受け付けること。
引用:コトバンク
オーバーブッキングしてしまったため、調節する必要がある。
バッティングの対義語・反対語はない
バッティングの対義語・反対語はありません。