煮詰まるの意味とは？行き詰まるとの違いを簡単に解説！例文は？

「煮詰まる」という言葉には、「討議・検討が十分になされて結論が出る段階に近づくこと」という意味があります。

ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「煮詰まる」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

煮詰まるの意味は『討議・検討が十分になされて結論が出る段階に近づくこと』

煮詰まるの読み方は「につまる」です。

語源は、元々煮物料理が十分に煮えて水分がなくなり完成間近という意味で使われており、それが転じて結論が出る段階に近づくことの意味で使われるようになりました。

「煮詰まる」の正しい使い方を例文で紹介！

「煮詰まる」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①討議・検討が十分になされて結論が出る段階に近づく時

討議・検討が十分になされて、結論が出る段階に近づくことを表す時に使われます。

例文②煮えて水分がなくなる時

煮えて水分がなくなることを表す時に使われます。

「煮詰まる」の類義語・言い換え4選

『煮詰まる』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

類義語①終盤に入るの意味

類義語②終局を迎えるの意味

類義語③煮込むの意味

類義語④煮付けるの意味

絵に描いた餅の意味

「煮詰まる」と「行き詰まる」の違いは？

「煮詰まる」と「行き詰まる」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

「煮詰まる」には討議・検討が十分になされて結論が出る段階に近づくことという意味がありますが、

それに対し「行き詰まる」には、物事がうまく先へ進まなくなるという意味があります。

「煮詰まる」は物事の結論が出る段階に近づくことを表す時に使われる言葉で、「行き詰まる」は物事がうまく先へ進まなくなり結論が出ないことを表す際に使われます。

「煮詰まる」は本来、結論が出る状態になることですが、近年は「煮詰まる」が「行き詰まる」の意味で誤用して使われていることがあります。

「煮詰まる」と「行き詰まる」は同じ意味で使うと、間違った使い方になりますので注意しましょう。

「煮詰まる」は英語で『boil down』

煮詰まるは英語の『boil down』に言い換えることができます。

英語の『boil down』には

• 煮詰まる

• (…に)要約される

という意味があります。

「煮詰まる」の対義語・反対語は『行き詰まる』

煮詰まるの対義語は、『行き詰まる』になります。

行き詰まるには

• 行く手がさえぎられて先へ行けなくなる
• 行き止まりとなる
• 物事がうまく先へ進まなくなる

などの意味があり、物事がうまく先へ進まなくなることを表すときに用いられます。

お門違いの意味