「ブリーフィング」という言葉は、「簡単な報告や事情説明」という意味があるカタカナ語です。
ビジネスの場面や医療現場などでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ブリーフィング」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
ブリーフィングの意味は『簡単な報告や事情説明』
ブリーフィングの読み方は「ぶりーふぃんぐ」です。
「ブリーフィング」の語源は、英語で簡単な報告を意味する「briefing」です。
『ブリーフィング』には
- 簡単な報告・指令
- 報道機関などに対して行う簡単な事情説明
などの意味があります。
「ブリーフィング」の正しい使い方を例文で紹介!
「ブリーフィング」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①ビジネスシーンで使う時
簡単な打ち合わせなどを表す時に使われます。
【例文①】
11時からブリーフィングを行います。
【例文②】
明日、ブリーフィングのお時間をいただけますか?
例文②医療現場で使う時
医療現場では、患者の様子や治療内容や計画などを打ち合わせることを意味します。
命を扱う医療の場面では「簡単な」というニュアンスではなくなります。
【例文①】
今日のブリーフィング内容をメモしておきました。
【例文②】
明日のブリーフィングで、今日の山田さんの様子を共有してください。
【ブリーフィングを使う時の注意点】
「ブリーフィング」は元々は軍事用語です。
出陣前に戦略などを打ち合わせする意味で使われていました。
「ブリーフィング」の類義語・言い換え3選
『ブリーフィング』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 打ち合わせ
- 会議
- 相談
類義語①打ち合わせの意味
前もって相談すること。下相談。
引用:goo辞書
ランチの前に、明日の件の打ち合わせをしたい。
類義語②会議の意味
関係者が集まって相談をし、物事を決定すること。また、その集まり。
引用:goo辞書
今日の会議の資料をまとめておきました。
類義語③相談の意味
問題の解決のために話し合ったり、他人の意見を聞いたりすること。また、その話し合い。
引用:goo辞書
業務について相談したいことがあります。
「ブリーフィング」と「ミーティング」の違いは?
「ブリーフィング」と「ミーティング」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「ブリーフィング」には簡単な報告や事情説明という意味がありますが、
それに対し「ミーティング」には、少人数の集会・会合という意味があります。
報告や連絡のみを簡単に打ち合わせすることを意味する「ブリーフィング」に対し、「ミーティング」は時間を取ってしっかりと話し合うことを表します。
似ている言葉ですが、ニュアンスがやや異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「ブリーフィング」の対義語・反対語は『デブリーフィング』
ブリーフィングの対義語は、『デブリーフィング』になります。
デブリーフィングには
- 災害に遭うなど、つらい経験をしたあとでそれについて詳しく話し、つらさを克服する手法
- 軍隊用語で状況報告、事実確認の意
などの意味があり、状況報告、事実確認を表す際に用いられます。
終了後に、デブリーフィングを行います。
簡単な報告や事情説明を表す「ブリーフィング」に対し、事後の状況報告や事実確認を表す「デブリーフィング」は、反対の意味の言葉として使うことができます。