『クロージング』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『締めくくり』という意味があります。
初めて『クロージング』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『クロージング』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
クロージングの意味は4パターン
【クロージングの意味】
1 催し物などを終えること。閉幕。「―セレモニー」⇔オープニング。
2 売買取引を完了すること。代金と商品・証券などの受け渡しを終えること。
3 最終的な契約を結ぶこと。商談を成立させること。
引用:weblio辞書
カタカナ語のクロージングは英語の『close』が語源となっており、閉めるという意味から、『終わること』『完了すること』などの意味で使われます。
クロージングの意味①『催し物などを終えること』
催し物などを終えること。閉幕。「―セレモニー」
引用:goo辞書
『クロージング』には
・催し物などを終えること
・閉幕
などの意味があります。
映画祭のクロージングセレモニーを行う。
クロージングの意味②『売買取引を完了すること』
売買取引を完了すること。代金と商品・証券などの受け渡しを終えること。
引用:goo辞書
『クロージング』には
・売買取引を完了すること
・代金と商品、証券などの受け渡しを終えること
などの意味があります。
仲介業者としてクロージングまで支援を行う。
クロージングの意味③『商談を成立させること』
最終的な契約を結ぶこと。商談を成立させること。
引用:goo辞書
『クロージング』には
・最終的な契約を結ぶこと
・商談を成立させること
などの意味があります。
その案件は3回目の商談でクロージングに至った。
クロージングの意味④『洋服』
【clothing】洋服。
引用:goo辞書
『クロージング』には
・洋服
などの意味があります。
今季は○○クロージングに注目です。
クロージングの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『クロージング』は、『顧客との成約』『契約までの過程』などがあります。
例文①顧客との成約という意味で使う時
【Before】
顧客との成約力を高めるためにセミナーに参加してみたら?
【After】
クロージング力を高めるためにセミナーに参加してみたら?
例文②契約までの過程という意味で使う時
【Before】
強引な契約までの過程は、反感を買う可能性があるので注意が必要だ。
【After】
強引なクロージングは、反感を買う可能性があるので注意が必要だ。
ビジネスシーンで『クロージング』と言われた時は、『顧客との成約・契約までの過程』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
クロージングはcloseからきているので終わりや締めくくりといった意味に捉えがちですが、その途中である「契約までの過程」を示す言葉でもあることを覚えておきましょう。
クロージングの類義語・関連用語4選
『クロージング』の類義語は4つあります。
①すり合わせ
②落とし込み(落とし込む)
③打ち出し
④エンディング
類義語①すり合わせの意味
交渉事でそれぞれの情報を調整して妥協点を見出していくという意味があるビジネス用語。
引用:weblio辞書
スケジュールをすり合わせて会議を設定しましょう。
類義語②落とし込み(落とし込む)の意味
発想やアイデアや構想などを、具合的なフローや資料、または工程や手順などに適用すること。
引用:weblio辞書
類義語③打ち出しの意味
(1)金属板を打って湾曲や模様などを形成すること。打って形を出すこと。
(2)「出す」を強めた表現。「打つ」は動詞の意を強める接頭辞。「新商品を打ち出す」「自分の強みを全面に打ち出す」などの形で用いられることが多い。
引用:weblio辞書
商品の打ち出しに成功したため、売り上げが伸びた。
類義語④エンディングの意味
物事の終わり。テレビ番組や催し、楽曲などの終わりの部分。「―テーマ」
引用:weblio辞書
クロージングの対義語・反対語はオープニング
クロージングの対義語は、オープニングになります。
オープニングには
・催し物や興行などを始めること
・開幕
・開演
・開場
などの意味があり、何かを始める時に用いられます。
クロージングは何かを終えること、ビジネス場面では契約までの過程という意味も含まれます。オープニングは何かを始める時に用いられる言葉です。