IT業界などでよく使われている『コンバート』には、『別の形式に変換』という意味があります。
情報技術が発展し、社会のデジタル化が進む中で、IT用語に関する知識が求められる仕事も増えています。
言葉の意味を理解することで、自分自身のスキルアップや自己成長にも繋がるでしょう。
この記事では『コンバート』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
コンバートの意味は3パターン
- ラグビーで、トライ後ゴールをねらってキックしたボールが、ゴールポストの間で横木の上を越えてゴールに入ること。
- 野球で、選手の守備位置を転向させること。「外野から三塁に―された」
- コンピューターで、あるアプリケーションソフトで作成したファイルを他のアプリケーションソフトで取り込めるよう変換すること。あるいは、ある文字コードを別の文字コードに変換すること。
引用:goo辞書
コンバートは英語で『convert』と表記され
・転換する
・変換する
・切り替える
などの意味があります。
カタカナ語のコンバートは『convert』が語源となっており、各分野ごとに少しずつ違う使われ方をしていますので、詳しく見ていきましょう。
IT業界でのコンバートの意味は別の形式に変換する
IT業界で使われるコンバートには、別の形式に変換するという意味があります。
コンバートの意味①『別の形式に変換』
ITの分野では、データや信号などをある形式から別の形式に変換することをコンバートという。変換する装置や機器、ソフトウェアなどのことを「コンバータ」(converter)という。
『コンバート』には
・データ形式を別の形式に変換
などの意味があります。
取引先にこのデータを送るにはコンバートしなければならない。
例えば高画質な映像を取引先に送る際に、取引先の機器やデータ容量によってはコンバートした結果、画質が劣化する場合があるので注意が必要です。
コンバートの各業界ごとの意味
『コンバート』は、スポーツ業界や医療業界などでもよく聞く言葉です。
各業界での意味をしっかりと理解し、シーンに合わせて使い分けていきましょう。
野球『守備位置を転向』
野球で、選手の守備位置を転向させること。「外野から三塁に―された」
引用:goo辞書
野球では、『選手の守備位置を転向』という意味で使われています。
今シーズンは怪我のため投手から野手にコンバートされた。
バスケ『ポジション変更』
スポーツで、専門のポジションを変えさせること。
引用:コトバンク
バスケでは、『ポジション変更』という意味で使われています。
監督は今後の期待を見据えて、センターからポイントガードにコンバートした。
医療業界『コンバージョンセラピー』
手術で切除できない癌 (がん) を化学療法で小さくしてから切除手術を行う治療法。コンバージョン治療。
引用:goo辞書
医療業界では、『手術で切除できない癌(がん)を化学療法で小さくしてから切除手術を行う』という意味で使われています。
Aさんの胃癌は内科と外科でチームを組んで、コンバージョンセラピーでの治療を行います。
コンバートの類義語はコンバージョン
『コンバート』の類義語は1つあります。
①コンバージョン
類義語①コンバージョンの意味
コンバージョンとは、変換という意味の英語で、インターネットマーケティングの世界では、Webサイトの 訪問者がサイト運営者の設定した最終的なゴールに到達することを指します。
コンバートの関連用語2選
『コンバート』を使った関連用語は2つあります。
①アップコンバート
②コンテンツコンバート
関連用語①アップコンバートの意味
アップコンバートとは、ある映像をより高精細な映像の規格に形式変換することである。アップスケーリングとも呼ばれる。
引用:IT用語辞典BINARY
関連用語②コンテンツコンバートの意味
コンテンツコンバートとは、簡単に言うと「既存のコンテンツを変換して再活用すること」です。
引用:riclink
コンバートの対義語・反対語はない!
コンバートの対義語は、ありません。