『クライテリア』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『基準』という意味があります。
初めて『クライテリア』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『クライテリア』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
クライテリアの意味は3パターン
クライテリアの意味①『基準』
評価基準。判断のためのよりどころ。「環境保健―」
引用:weblio辞書
『クライテリア』には
・評価基準
などの意味があります。
これは環境保全クライテリアに沿った内容ですね
クライテリアの意味②『指標』
クライテリアとは英語の「criterion」の複数形で、日本語で「基準」という意味です。「基準」と言っても2つの意味があるのですが「行動や判断の根拠となる指標」の意味です
引用:語彙力.com
『クライテリア』には
・行動や判断の根拠となる指標
などの意味があります。
◯◯の数値をクライテリアにして資料作成に取り組もう
クライテリアの意味③『尺度』
「criteria」とは、基準解析・判断基準・指標・尺度という意味がある。類義語には、正確な測定・規格・標準寸法という意味の「gauge」、測量・評価という意味がある「measure」、法則・原則・方針という意味の「principle」、決まり・規定という意味がある「rule」などがある。
引用:weblio辞書
『クライテリア』には
・基準解析
・尺度
などの意味があります。
去年のデータのクライテリアを出しておくと便利かな
クライテリアの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『クライテリア』は、『判断基準』『尺度』などがあります。
例文①判断基準という意味で使う時
【Before】
こちらの資料作成には去年の判断基準をまとめたデータから引用してください
【After】
こちらの資料作成には去年のクライテリアをまとめたデータから引用してください
例文②尺度という意味で使う時
【Before】
自分だけの尺度でプロジェクトを進めていくのは危険だ
【After】
自分だけのクライテリアでプロジェクトを進めていくのは危険だ
例文③基準という意味で使う時
例文③
【Before】
基準がないと、いい加減な作りになってしまうので困りますね
【After】
クライテリアがないと、いい加減な作りになってしまうので困りますね
ビジネスシーンで『クライテリア』と言われた時は、『基準』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
文字通りクライテリアは「基礎」「基準」のことです。物事の土台となることなのできちんと理解し、また、クライテリア自体を更新することもあるので都度企業全体で共有しておくべき項目と念頭に置いておきましょう。
クライテリアの類義語・関連用語5選
『クラテリア』の類義語は5つあります。
①バロメーター
②基点
③水準
④レベル
⑤軸
類義語①バロメーターの意味
類義語②基点の意味
類義語③水準の意味
1 事物の一定の標準。また、価値・能力などを定めるときの標準となる程度。レベル。「技術が―に達する」「―を上回る成績」「生活―が高い」
2 土地・建物などの高低・水平の度合いを測ること。また、その道具。水盛(みずもり)。
3 線路の曲線部における、左右のレールの高低差。→カント
引用:weblio辞書
類義語④レベルの意味
1 水準。質的あるいは数値的に全体としてどの程度の高さにあるかとみたときの、その高低の度合い。「―が高い」
2 段階。「事務―での折衝」
3 水平。また、水平面。水平線。「シー―」
4 水準器。また、水準儀。「―測量」
引用:weblio辞書
類義語⑤軸の意味
クラテリアの対義語・反対語は例外・特例・異例
クライテリアの対義語は、『例外・特例・異例』になります。
例外・特例・異例には
・通例に当てはまらない
・特別な場合
・普通と異なる例
などの意味があり、基準では対応できない時などに用いられます。
基本は「基準」に沿うように物事を進めていくべきではありますが、稀に「特例」「イレギュラー」のようにビジネスシーンでは臨機応変に対応を科せられる時もあることを覚えておきましょう。
また、そのような時は「基準」がなっていないと対応に遅れることもあるので、きちんとクライテリアを認知しておくことをおすすめします。