「デリカシー」という言葉には、「配慮や心配りなどの繊細さ」という意味があるカタカナ語です。
日常会話でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「デリカシー」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
デリカシーの意味は『配慮や心配りなどの繊細さ』

デリカシーの読み方は「でりかしー」です。
語源は、繊細な様子という意味の英単語 「delicate」から来ており、
『デリカシー』には
- 感情、心配りなどの繊細さ
- 細やかさ
- 微妙さ
などの意味があります。
「デリカシー」の正しい使い方を例文で紹介!

「デリカシー」は、心配りや配慮の心や、繊細で微妙な気持ちを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①

デリカシーのない彼とはさっさと別れた方がいいですよ。
例文②

デリカシーのない先輩の物言いにうんざりしています。
例文③

デリカシーにかける人とは一緒に仕事をしたくありません。
例文④

本人に「老けたね」と言うのはデリカシーにかけていると思います。
例文⑤

私はデリカシーがあると思っていたが、妻に欠とけていると指摘されました。
【デリカシーを使う時の注意点】
「デリカシー」は配慮や心配りなどの繊細さを意味し、心配りや配慮の心や、繊細で微妙な気持ちを表すときに使われます。
例文①~④のように「デリカシーがない」「デリカシーに欠ける」などの表現で使われることが多い言葉です。
また、例文⑤の「デリカシーがある」は、自分に対して使う時や、仮定の話をする際に使われます。
「デリカシー」の類義語・言い換え5選

『デリカシー』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 気遣い
- 配慮
- 遠慮
- 気配り
- 細やか
類義語①気遣いの意味

彼は全く気遣いができない人で、別れたい思っています。
類義語②配慮の意味

来てくれたお客様への配慮がなさ過ぎて呆れられてしまいました。
類義語③遠慮の意味

これでも「足りない」なんて、遠慮を知らない人ですね。
類義語④気配りの意味
あれこれ気を使うこと。手抜かりがないように注意すること。心づかい。配慮。
引用:コトバンク

先輩の細かい気配りはとても素晴らしいと思います。
類義語⑤細やかの意味

彼女は心遣いが細やかで、いつも褒められています。

「デリカシー」と「モラル」の違いは?

「デリカシー」と「モラル」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「デリカシー」には配慮や心配りなどの繊細さという意味がありますが、
それに対し「モラル」には、道徳・倫理という意味があります。
どちらも人に備わるべきものですが、「デリカシー」は他の人への思いやりの有無に対して使われることが多い言葉です。
一方で「モラル」は、一般的な考え方や、他人や社会に迷惑とならない言動を表すときに使われます。
「デリカシー」の対義語・反対語はありません

デリカシーの対義語は、ありません。
