「ドラフト」の意味とは?ビジネスシーンでの使い方・例文を分かりやすく!類義語・関連する用語は?

ノート

『契約書がドラフトのままだよ』と上司に言われて、意味がわからず困った・・なんて経験はありませんか?

『ドラフト』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『募って選び取ること・選抜・草案』などの意味があります。

今さら周りには聞けず、何となく理解したつもり過ごしている人もいるのではないでしょうか。

この記事では『ドラフト』の意味や、ビジネスシーンでの使い方や例文などを分かりやすく紹介します。

目次

ドラフトの意味は5パターン

パソコン

【ドラフトの意味】

「ドラフト」とは、主に「選抜」「下書き」「草案」「草稿」「下図」といった意味の外来語である。「選抜」という意味の「ドラフト」は、日本の野球やアメリカのメジャーリーグの「ドラフト制度」「ドラフト会議」が有名である。ビジネス用語としての「ドラフト」は、契約書の「原案」「下書き」を意味する。不動産業界における契約書の「ドラフト」では、「契約日」「貸主」「借主」「賃貸費用」などの重要事項が空白となっている。これに対して重要事項が記載されている契約書を「オリジナル」と言う。

引用:weblio辞書

ドラフトの語源は英語の『draft』で、『引っ張る』という意味があります。

カタカナ語の『ドラフト』の意味は、選抜・下書き・草案・草稿・下図など。

例文と共に、1つずつ詳しく紹介します。

ドラフトの意味①『選抜』

ドラフトは、

 1多数の中から基準・目的に合ったものを選び抜くこと。「正選手を―する」

2《多く「センバツ」と書く》「選抜高等学校野球大会」の略。

引用:weblio辞書

『ドラフト』には

  • 選抜
  • 選抜高校野球

などの意味があります。

B子

この選手はドラフト一位で入団し、活躍が期待されている。

ドラフトの意味②『下書き』

1清書の前に練習のためにかいてみること。また、そのかいたもの。

2一応かき上げてはあるが、まだ多少手を加える必要のある文章。草稿。「―に手を入れる」

3(「下描き」とも書く)絵をかくときに、あらかじめおおよその輪郭をかくこと。ラフスケッチの類。

引用:weblio辞書

『ドラフト』には

  • 下書き
  • ラフスケッチ

などの意味があります。

上司

この書類はまだドラフトのままなので、確認してから提出します。

ドラフトの意味③『草案』

文章、特に規約などの下書き・原案。「―を練る」

引用:weblio辞書

『ドラフト』には

  • 原案
  • 規約の下書き

などの意味があります。

B子

ドラフトでいいので、不動産契約書を明日までに用意してください。

ドラフトの意味④『草稿』

原稿の下書き、まだ内容が正式なものとして決まっていない文章を指す語。

引用:weblio辞書

『ドラフト』には

  • 原稿の下書き

などの意味があります。

B子

ドラフトのままの原稿を明日までに仕上げなくては。

ドラフトの意味⑤『下図』

一応、大ざっぱにかいてみた絵や図。下がきの絵や図面。

引用:weblio辞書

『ドラフト』には

  • 大雑把にかいた絵や図
  • 下書きの絵や図面

などの意味があります。

上司

ドラフトはチェックしたので次に進むように。

ドラフトの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)

パソコン

ビジネスシーンで使う『ドラフト』は、『下書き』『草案』などがあります。

例文①下書きという意味で使う時

【Before】

C子

下書きでいいので、契約書を急いで作ってほしい。

【After】

C子

ドラフトでいいので、契約書を急いで作ってほしい。

例文②草案という意味で使う時

例文②

【Before】

C子

まだ提出書類の草案までしか終わっていない。

【After】

C子

まだ提出書類のドラフトしか終わっていない。

ビジネスシーンで『ドラフト』と言われた時は、『下書き・設計図・草案』と受け取ると良いでしょう。

【注意点】

野球用語としての意味合いが強いので使い分けに気を付けましょう。

・ビジネスシーン→未完成書類

・野球用語→選抜野球の選手選考、また選ばれた選手

・不動産用語→契約文書の「貸主」「借主」「家賃」などが空枠になっている契約書のことです。

ドラフト類義語・関連用語3選

手

『ドラフト』の類義語は3つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 素案
  2. 下書き
  3. たたき台

類義語①素案の意味

原案になる前の、大もとの考え、案。

引用:weblio辞書

上司

明日までに、A企画の素案を提出してください。

類義語②下書きの意味

1清書の前に練習のためにかいてみること。また、そのかいたもの。

2 一応かき上げてはあるが、まだ多少手を加える必要のある文章。草稿。「―に手を入れる」

3(「下描き」とも書く)絵をかくときに、あらかじめおおよその輪郭をかくこと。ラフスケッチの類。

引用:goo辞書

C男

ビジネスメールを送る前に、下書きを作成して文体や内容をチェックします。

類義語③たたき台の意味

批判、検討などを加えて、より良い案を得るための原案。

引用:goo辞書

たたき台はビジネスシーンで多く使われる言葉で、素案や草案・原案などの意味があります。

文字だけで作成されるものもあれば、イラストが入ったものもあります。

C子

佐々木さんが作ったたたき台は、内容がまとまっていて分かりやすい。

ドラフトの対義語・反対語は『清書・正式版』

時計

ドラフトの対義語は、『清書』や『正式版』になります。

対義語①清書の意味

  1. 原稿などを、きれいに書き直すこと。また、そのもの。浄書。きよめがき。きよがき。「レポートを―する」
  2.  習字で、先生の指導を受けるためにきちんと書くこと。また、その書いたもの。

引用:goo辞書

上司

山本さんが書いたメモを清書して、コピーをチームに配布してください。

対義語②正式版の意味

[名・形動]定められた正しい方式や、簡略化しない本来の形式に従っていること。また、そのさま。「―な(の)要請」「―な(の)名称」

引用:weblio辞書

C子

プロジェクトの提案書の正式版が承認され、次のフェーズに進むことが決定しました。

ドラフト(下書き)を修正・確認した清書や正式の書類が対義語となります。

目次