「ガイダンス」という言葉には、「初歩的な説明をすること」という意味があるカタカナ語です。
不慣れで事情のわからない者に対して、初歩的な説明をすることを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ガイダンス」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
ガイダンスの意味は『初歩的な説明をすること』
ガイダンスの読み方は「がいだんす」です。
語源は案内や手引きという意味のある英語の「guidance」です。
『ガイダンス』には
- 初歩的な説明
- 案内
- 進路を決定できるように指導すること
などの意味があります。
「ガイダンス」の正しい使い方を例文で紹介!
「ガイダンス」は、不慣れで事情のわからない者に対して、初歩的な説明をすることを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
明日は新入生向けのガイダンスがあるから緊張する。
例文②
音声ガイダンスがうまく再々されなかった。
例文③
明日のガイダンスは参加者が少なくて中止になりました。
例文④
今日はガイダンスだけだから早く終わるだろう。
例文⑤
明日のガイダンスは誰に向けたものなのだろう。
【ガイダンスを使う時の注意点】
説明会としても文書としても使われることのある言葉なので、文脈などから判断が必要です。
「ガイダンス」の類義語・言い換え5選
『ガイダンス』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 案内
- 手引き
- オリエンテーション
- 教導
- 指南
類義語①案内の意味
事情やようすなどを知らせること。また、その知らせ。
引用:weblio辞書
案内を聞き忘れたから詳細が分からない。
類義語②手引きの意味
新たに始める人のために手ほどきをすること。また、そのための書物。
引用:goo辞書
新しいことを始めるときは必ず手引きを読むようにしている。
類義語③オリエンテーションの意味
新しい環境などに人を順応させるための教育指導。特に、学校・会社などで、新しく入った者に対し、組織の仕組み・ルール、学習や仕事の進め方などについて説明すること。
引用:weblio辞書
オリエンテーションに参加したから友だちができた。
類義語④教導の意味
学問的な理念や宗教思想などに基づいて、教えみちびくこと。
引用:goo辞書
信者を教導する怪しい団体があるらしい。
類義語⑤指南の意味
武術・芸能などを教え示すこと。指導すること。また、その人。
引用:weblio辞書
彼が私に柔道を指南してくれた人だ。
「ガイダンス」と「ガイドライン」の違いは?
「ガイダンス」と「ガイドライン」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「ガイダンス」には初歩的な説明という意味がありますが、
それに対し「ガイドライン」には、大まかな指針という意味があります。
言葉自体は似ていますが「ガイダンス」は経験が浅い人が必要とする初歩的な案内で、「ガイドライン」は外れてはいけない道筋を表すという違いがあります。
「ガイダンス」の対義語・反対語はない
ガイダンスの対義語は、ありません。