「ご指導ご鞭撻」という言葉には、「相手の自分に対する指導・教育を敬っていう表現」という意味があります。
ビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ご指導ご鞭撻」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「ご指導ご鞭撻」の意味は『相手の自分に対する指導・教育を敬っていう表現』
ご指導ご鞭撻の読み方は「ごしどうごべんたつ」です。
語源は導くことを意味する「ご指導」と、鞭を打って強く励ますことを意味する「ご鞭撻」が組み合わされた言葉です。
『ご指導ご鞭撻』には
- 相手の自分に対する指導・教育を敬っていう表現
という意味があります。
「ご指導ご鞭撻」の正しい使い方を例文で紹介!
「ご指導ご鞭撻」は、相手の自分に対する指導・教育を敬っていうこと表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
例文②
今年度も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
例文③
至らぬ点もあるかと思いますが、どうぞご指導ご鞭撻をいただきますよう、よろしくお願いします。
例文④
ご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
例文⑤
本日付けで異動となりましたが、これからも変わらぬご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。
【ご指導ご鞭撻を使う時の注意点】
「ご指導ご鞭撻」とは、これからも指導をいただきたいという場面で使われます。
一般的には上司などの目上の人に使う慣用句です。
日常的に使う言葉というよりは、改まった場面でのスピーチや節目での挨拶などに使われます。
「ご指導ご鞭撻」の類義語・言い換え3選
『ご指導ご鞭撻』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- ご教授
- ご指南
- ご教示
類義語①ご教授の意味
他人に知識や情報を伝える行為を指す言葉である。教育の場や専門的な分野で多く用いられ、教師が生徒に知識を伝授する様子や、専門家がその分野の知識を他者に伝える様子を表現する際に使用される。
引用:Weblio辞書
丁寧にご教授いただき、感謝いたします。
類義語②ご指南の意味
名詞「指南」に、接頭辞「ご」がついたもの。
引用:Weblio辞書
4年間のご指南ありがとうございました。
類義語③ご教示の意味
ご教示とは、知識や情報を他者に伝える行為、またはその情報そのものを指す言葉である。教示する側は専門知識を持つ者が多く、その知識を他者が理解しやすい形で伝えることが求められる。また、教示を受ける側は、新たな知識を得ることで自身の理解を深めることができる。
引用:Weblio辞書
スプレッドシートの入力方法をご教示いただければ幸いです。
「ご指導」と「ご鞭撻」の違いは?
「ご指導」と「ご鞭撻」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「ご指導」には導くことという意味がありますが、
それに対し「ご鞭撻」には、鞭を打って強く励ますことという意味があります。
どちらも相手に敬意を表す言葉で、指導してもらうという意味です。
「ご指導」は教え導いてもらうという意味合いですが、「ご鞭撻」は厳しく励ますという意味で使われます。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「ご指導ご鞭撻」は英語で『guidance and encouragement』
ご指導ご鞭撻は英語の『guidance and encouragement』に言い換えることができます。
英語の『guidance and encouragement』には
- ご指導ご鞭撻
という意味があります。
「ご指導ご鞭撻」の対義語・反対語はありません
ご指導ご鞭撻の対義語は、ありません。