「微レ存」という言葉には、「限りなく低い確率だがゼロではないこと」という意味があります。
ネット掲示板でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「微レ存」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
微レ存の意味は『限りなく低い確率だがゼロではないこと』
微レ存の読み方は「びれぞん」です。
語源はネット掲示板2ちゃんねるの書き込みから来ており、「微粒子レベルで存在している」を略したことで使われるようになりました。
『微レ存』には
- 限りなく低い確率だがゼロではないこと
- ほんのわずかだが存在すること
などの意味があります。
「微レ存」の正しい使い方を例文で紹介!
「微レ存」は、限りなく低い確率だがゼロではないことを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①

次の試合で、優勝候補の対戦相手に勝利するのは微レ存だ。
例文②

私の息子が超有名大学からスカウトされることは微レ存だ。
例文③

かなり勉強したのだが、100点取れる可能性は微レ存。
例文④

推しのアイドルと付き合える可能性なんて微レ存だ。
【微レ存を使う時の注意点】
「微レ存」は、「微粒子レベルで存在している」を略した言葉で、限りなく低い確率だがゼロではないことを表すときに使用するネットスラングです。
ネット上で2008年頃から使われており、ある程度の年齢層以上の人にとっては死語に近い感覚かもしれませんが、一部のネットユーザーの間では今でも使われています。
また、「可能性がゼロではない」というポジティブな意味でも「希望が持てない」というネガティブな意味でも使うことができる言葉です。
「微レ存」の類義語・言い換え4選
『微レ存』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- ワンチャン
- ごくわずか
- もしかして
- あわよくば
類義語①ワンチャンの意味
「ワンチャンス」の略で、字義通りには「1回の機会」を意味する語。チャンスは1回、という意味の他、俗に「ほぼ期待できないが、もしかするとイケるかもしれない」「可能性はゼロではない」といった意味合いで用いられることがある。
引用:weblio辞書

彼とよりを戻すことがワンチャンあるかもしれない。
類義語②ごくわずかの意味
「ごく」は程度の甚だしさを意味する表現。非常に少しであるさま。
引用:weblio辞書

ごくわずかでも可能性があるなら、チャレンジしたい。
類義語③もしかしての意味

もしかして彼女から連絡がくるかもしれません。
類義語④あわよくばの意味
運がよければ。よい機会が得られれば。うまくいけば。
引用:コトバンク

あわよくば、奢ってもらおうとしているようだ。

「微レ存」は英語で『it's not impossible』
微レ存は英語の『it's not impossible』に言い換えることができます。
英語の『it's not impossible』には
- なくはない
という意味があります。
「微レ存」の対義語・反対語は『可能性が高い』
微レ存の対義語は、『可能性が高い』になります。
可能性が高いには
- ある事象が起こる未来の見込みや、特定の結果が得られる度合いが大きい
などの意味があり、ある事象が起こる未来の見込み・特定の結果が得られる度合いが大きいことを表すときに用いられます。

このままいけば、相手に勝てる可能性が高いです。
「微レ存」は限りなく低い確率だがゼロではないことを指し、「可能性が高い」はある事象が起こる未来の見込み・特定の結果が得られる確率の度合いが大きいことを指しています。
