「廃盤」という言葉には、「製造を中止したレコード盤」という意味があります。
製造を中止したレコード盤などを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「廃盤」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「廃盤」の意味は『製造を中止したレコード盤』
廃盤の読み方は「はいばん」です。
語源は盤を廃止するから来ており、
- 「廃」はすてる・やめる
- 「盤」は皿状のもの
の2つが合わさってできた言葉です。
『廃盤』には
- 製造を中止したレコード盤
などの意味があります。
「廃盤」の正しい使い方を例文で紹介!
「廃盤」は、製造を中止したレコード盤などを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
買おうとしたレコードがすでに廃盤になっていてショックだ。
例文②
これはもう廃盤になったレコードなので大事にとっておこう。
例文③
お探しの商品はすでに廃盤となっているようです。
例文④
廃盤になったレコードは価値が上がる可能性が高い。
例文⑤
ずっと人気だから廃盤にはならないだろう。
【廃盤を使う時の注意点】
廃盤はレコードやCDのみに使われる言葉なので他の製品には使われません。
「廃盤」の類義語・言い換え3選
『廃盤』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 絶版
- 廃止
- ディスコン
類義語①絶版の意味
一度出版した本の版を廃棄して再び発行しないこと。また、その本。
引用:weblio辞書
私が好きだったあの本は、もう絶版しているようだ。
類義語②廃止の意味
やめて行わないこと。
引用:goo辞書
気づいたら廃止されていたので悲しい。
類義語③ディスコンの意味
製造中止などを意味する俗な言い方。
引用:weblio辞書
あのレコードは人気がなくてディスコンすることとなったらしい。
「廃盤」と「廃番」の違いは?
「廃盤」と「廃番」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「廃盤」には製造を中止したレコード盤という意味がありますが、
それに対し「廃番」には、製造を中止した品物や品番という意味があります。
どちらも読み方は同じで製造を中止したものを意味しますが、「廃盤」はレコードやCDなど円盤のもののみに使われる言葉で、その他のものには「廃番」が使われます。
「廃盤」は英語で『out of print』
廃盤は英語の『out of print』に言い換えることができます。
英語の『out of print』には
- 絶版
という意味があります。
「廃盤」の対義語・反対語は『新盤』
廃盤の対義語は、『新盤』になります。
新盤には
- 新しく発売されたレコードやCD-ROM・DVD-ROMディスク
などの意味があり、新しく発売されたレコードなどを表すときに用いられます。
製造を中止したレコードを表す廃盤に対して、新盤は新しく販売されるものを表します。