「俳人」という言葉には、「俳句を作る人」という意味があります。
俳句を作る人・詠む人を表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「俳人」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「俳人」の意味は『俳句を作る人』
俳人の読み方は「はいじん」です。
「俳」は小学6年生、「人」は小学1年生で習う漢字で、
- 「俳」は芸人・役者・わざおぎ・こっけいなこと・おどけ
- 「人」は動物分類学上は、霊長目ヒト科ヒト属の哺乳類・人間
の2つが合わさってできた言葉です。
『俳人』には
- 俳句を作る人
- 俳諧師・俳士
などの意味があります。
「俳人」の正しい使い方を例文で紹介!
「俳人」は、俳句を作る人・詠む人を表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
先日、子供が学校で俳人・松尾芭蕉の勉強をしてきた。
例文②
近所のおじいちゃんは、俳句で表現するのが得意な俳人だ。
例文③
俳句が好きな上司は、作るのも好きらしいので俳人だ。
例文④
友人は、素敵な景色を見ると俳人になる。
例文⑤
祖母が俳句を詠むのが好きだったので、「俳人だね」と言ったら、嬉しそうだった。
【俳人を使う時の注意点】
俳人は俳句を作る人のことを表す言葉です。
俳句を作ることを俳句を詠むとも言います。
ある程度俳句を作ったりする経験をしている熟練の人に対して使われる表現ですが、俳句を作る人という意味でも使うので、初めて俳句を作る人を「俳人」と呼んでも問題ありません。
「俳人」の類義語・言い換え3選
『俳人』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 俳諧師
- 俳士
- 歌人
類義語①俳諧師の意味
江戸時代に俳句を職業としている人を俳諧師と呼んでいたそうです。
類義語②俳士の意味
俳人。俳諧師。俳家。
引用:コトバンク
昔、俳士という俳句を詠む職業があったことに驚きました。
類義語③歌人の意味
和歌を詠む人。また、それを職業とする人。歌詠み意味
引用:goo辞書
昔の歌人達の作品は個性が光っている。
「俳人」と「歌人」の違いは?
「俳人」と「歌人」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「俳人」には俳句を作る人・詠む人という意味がありますが、
それに対し「歌人」には和歌を作る人・詠む人という意味があります。
「俳人」と「歌人」はどちらも意味が似ていますが、俳人は俳句を、歌人は和歌を詠む人のことを表します。
俳句は五七五の17音、和歌は五七五七七の37音の構成で作られており、
現代では俳句や和歌を作る人・詠む人だけではなく、俳句や和歌の愛好家たちのことも含めて「俳人」「歌人」と呼んでいます。
「俳人」は英語で『haiku poet』
俳人は英語の『haiku poet』に言い換えることができます。
英語の『haiku poet』には
- 俳人
- 俳諧師
という意味があります。
「俳人」の対義語・反対語はありません
俳人の対義語は、ありません。