「ハニートラップ」という言葉は、「情報を得るためにスパイが色仕掛けで対象を誘惑したり脅迫したりする諜報活動」という意味があるカタカナ語です。
色仕掛けをすることを表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ハニートラップ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
ハニートラップの意味は『情報を得るためにスパイが色仕掛けで対象を誘惑したり脅迫したりする諜報活動』
【ハニートラップの意味】
機密情報などを得る目的で、スパイが色仕掛けで対象(外交官や政治家・軍関係者など)を誘惑したり、弱みを握って脅迫したりする、諜報活動のこと。主に、女性の諜報員が男性に仕掛けるものをいう。
引用:goo辞書
ハニートラップの読み方は「はにーとらっぷ」です。
語源はイギリスの小説家である、ジョン・ル・カレの「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」という作中に出てくる造語だと言われています。
「ハニー」はハチミツを、「トラップ」は罠を表していて、合わせると「甘い蜜」という意味になります。
『ハニートラップ』には
- 情報を得るためにスパイが色仕掛けで対象を誘惑したり脅迫したりする諜報活動
などの意味があります。
「ハニートラップ」の正しい使い方を例文で紹介!
「ハニートラップ」は、情報を得るためにスパイが色仕掛けで対象を誘惑したり脅迫したりする諜報活動を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
ライバル社の若い女子社員がハニートラップを仕掛けてくるらしい。
例文②
ハニートラップに引っかからないように気をつける。
例文③
このキャラクターは、すぐにハニートラップに引っかかる。
例文④
大物芸人がハニートラップにかかったらしく、ニュースになっていた。
例文⑤
ハニートラップは、仕掛ける方も引っかかる方も大概だ。
【ハニートラップを使う時の注意点】
日常生活でも、色仕掛けを使って相手を陥れ、情報や金銭を騙すということを表す際に「ハニートラップ」を使うことができます。
また、罠を仕掛ける側が女性とは限らず、男性が仕掛けても「ハニートラップ」と言うことができます。
「ハニートラップ」の類義語・言い換え3選
『ハニートラップ』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 美人局
- 甘い罠
- 誘惑
類義語①美人局の意味
夫婦または内縁の男女が共謀して、女が他の男と密通し、それを言いがかりとしてその男から金銭などをゆすり取ること。なれあい間男。
引用:goo辞書
うまい話だと思ったら、美人局だったという事件が多発しています。
類義語②甘い罠の意味
魅力的なものを餌にされることで、分かっていながらも引っかからざるを得ない罠を意味する語。
引用:Weblio辞書
彼の甘い罠には引っかからないようにしないと。
類義語③誘惑の意味
心を迷わせて、さそい込むこと。よくないことにおびきだすこと。
引用:goo辞書
深夜のコンビニは、誘惑がいっぱいだ。
「ハニートラップ」と「美人局」の違いは?
「ハニートラップ」と「美人局」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「ハニートラップ」には情報を得るためにスパイが色仕掛けで対象を誘惑したり脅迫したりする諜報活動という意味がありますが、
それに対し「美人局」には、夫婦または内縁の男女が共謀して、女が他の男と密通し、それを言いがかりとして男から金銭などをゆすり取ることという意味があります。
「ハニートラップ」は敵の異性を騙して情報を得たり、色仕掛けで異性を罠にはめたりすることを表す言葉で、犯罪ではない場合もありますが、
「美人局」は女性が異性をたぶらかし、共犯の男がお金を巻き上げるという犯罪の種類の一つです。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので、使用の際には注意しましょう。
「ハニートラップ」の対義語・反対語はありません
ハニートラップの対義語は、ありません。