「筆まめ」という言葉には、「おっくうがらずに、手紙や文章をまめに書くこと」という意味があります。
手紙やハガキをよく送る人を表す際に使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「筆まめ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「筆まめ」の意味は『おっくうがらずに、手紙や文章をまめに書くこと』
筆まめの読み方は「ふでまめ」です。
語源は、文章を書くことを意味する「筆」と、労苦をいとわず物事に励むことを意味する「まめ」が組み合わされた言葉です。
『筆まめ』には
- おっくうがらずに、手紙や文章をまめに書くこと
などの意味があります。
「筆まめ」の正しい使い方を例文で紹介!
「筆まめ」は、おっくうがらずに、手紙や文章をまめに書くことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
彼は筆まめなので、折に触れて手紙をくれます。
例文②
祖母は筆まめにハガキを送ってくれる。
例文③
筆まめになろうとしても、なれるものではない。
例文④
私は書くことが苦手なので、筆まめである母が羨ましい。
例文⑤
彼女は筆まめに連絡をくれます。
【筆まめを使う時の注意点】
「まめ」は漢字で書くと「忠実」ですが、一般的には「筆まめ」と表記されます。
「筆豆」ではありませんので気をつけましょう。
「筆まめ」の類義語・言い換え4選
『筆まめ』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 真面目
- 勤勉
- 几帳面
- まめ
類義語①真面目の意味
真心のあること。誠実であること。また、そのさま。
引用:goo辞書
真面目に手紙を書いたのは久しぶりです。
類義語②勤勉の意味
仕事や勉強などに、一生懸命に励むこと。また、そのさま。
引用:goo辞書
彼はとても勤勉な学生です。
類義語③几帳面の意味
細かいところまで、物事をきちんと行うさま。決まりや約束にかなうように正確に処理するさま。
引用:goo辞書
彼女はいつも丁寧に返事をくれる几帳面な人だ。
類義語④まめの意味
労苦をいとわず物事にはげむこと。また、そのさま。勤勉。
引用:goo辞書
彼はまめに手紙をくれます。
「筆まめ」と「几帳面」の違いは?
「筆まめ」と「几帳面」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「筆まめ」にはおっくうがらずに、手紙や文章をまめに書くことという意味がありますが、
それに対し「几帳面」には、細かいところまで、物事をきちんと行うさまという意味があります。
「筆まめ」は、手紙や文章を面倒くさがらずに書くという意味ですが、「几帳面」は細かい部分まできちんとするという意味で、手紙や文章に限らず使うことができます。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「筆まめ」は英語で『good correspondent』
筆まめは英語の『good correspondent』に言い換えることができます。
英語の『good correspondent』には
- 筆まめ
- 筆忠実
という意味があります。
「筆まめ」の対義語・反対語は『筆不精』
筆まめの対義語は、『筆不精』になります。
筆不精には
- 面倒がって手紙や文章などをなかなか書こうとしないこと
などの意味があり、面倒がって手紙や文章などをなかなか書こうとしないことを表す際に用いられます。
筆不精なので、自分から手紙を書こうとは思いません。
おっくうがらずに、手紙や文章をまめに書くことという意味の「筆まめ」に対して、面倒がって手紙や文章などをなかなか書こうとしないことという意味の「筆不精」は、反対の意味の言葉として使うことができます。