「いかがいたしましょうか」という言葉には、「相手に自分はどのようにすればよいかを尋ねる敬語表現」という意味があります。
ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「いかがいたしましょうか」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「いかがいたしましょうか」の意味は『相手に自分はどのようにすればよいかを尋ねる敬語表現』
いかがいたしましょうかの漢字表記は「如何致しましょうか」です。
しかし、ひらがなで表記されるのが一般的です。
語源は、状況などを尋ねる「いかが」に、「する」の謙譲語である「致します」の疑問形が組み合わされた言葉です。
『いかがいたしましょうか』には
- 「どうしますか」の敬語表現
- 相手に自分はどのようにすればよいかを尋ねる際に使われる
という意味があります。
「いかがいたしましょうか」の正しい使い方を例文で紹介!
「いかがいたしましょうか」は、相手に自分はどのようにすればよいかを尋ねる際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
紅茶はホットとアイスからお選びいただけますが、いかがいたしましょうか。
例文②
カラーのお色味は、いかがいたしましょうか。
例文③
コピーの部数は、いかがいたしましょうか。
例文④
本日の昼食は、いかがいたしましょうか?デリバリーを頼みましょうか?
例文⑤
準備が整いましたが、いかがいたしましょうか。もう少ししてから出かけますか?
【いかがいたしましょうかを使う時の注意点】
「いかがいたしましょうか」は謙譲語に分類される言葉で、目上の人や取引先、お客様にも使うことができます。
一般的には、自分がどのように行動すべきか尋ねる意味で使われますので、覚えておきましょう。
「いかがいたしましょうか」の類義語・言い換えは「いかがなさいますか」
『いかがいたしましょうか』の類義語や言い換えの言葉は「いかがなさいますか」です。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- いかがなさいますか
類義語①いかがなさいますかの意味
先方よりお電話が入っておりますが、いかがなさいますか?
「いかがいたしましょうか」と「いかがなさいますか」の違いは?
「いかがいたしましょうか」と「いかがなさいませんか」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「いかがいたしましょうか」には相手に自分はどのようにすればよいかを尋ねる敬語表現という意味がありますが、
それに対し「いかがなさいますか」には、どうするのか相手に問いかける際に使われる敬語表現という意味があります。
「いかがいたしましょうか」は、自分自身の行動について相手に尋ねる際に使われますが、「いかがなさいますか」は、相手がどのように行動するのか問いかける際に使われます。
どちらも似ている敬語表現ですが、意味合いが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「いかがいたしましょうか」は英語で『What should we do』
いかがいたしましょうかは英語の『What should we do』に言い換えることができます。
英語の『What should we do』には
- どうすべきでしょうか
- いかがいたしましょうか
という意味があります。
「いかがいたしましょうか」の対義語・反対語はありません
いかがいたしましょうかの対義語は、ありません。