「青臭い」という言葉には、「人格や言動などが未熟であること」という意味があります。
ビジネスシーンや日常会話でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「青臭い」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
青臭いの意味は『人格や言動などが未熟であること』

青臭いの読み方は「あおくさい」です。
語源は、元々の「青い草のようなにおいがする」という未熟な草や果実が持つ独特のにおいを指した言葉が転じて、人の性格や言動に使われるようになりました。
『青臭い』には
- 青草から発するようなにおいがする
- 人格や言動などが未熟である
などの意味があります。
「青臭い」の正しい使い方を例文で紹介!

「青臭い」は、使うシーンによって少しずつ意味が変わってきます。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①人格や言動などが未熟であることを表す時
人格や言動などが未熟であることを表現する時に使われます。
【例文①】

あの新入社員は青臭いけど、熱意があって評価が高いらしいです。
【例文②】

そんな新人みたいな青臭い提案では、他社に越されてしまいます。
例文②青い草のようなにおいがする時
青い草のようなにおいがすることを表現する時に使われます。
【例文①】

早朝に、芝刈りをしたら庭が青臭いです。
【例文②】

この青汁は、青臭いのが口に残るので苦手です。
【青臭いを使う時の注意点】
「青臭い」は人格や言動などが未熟であること・青い草のようなにおいがすることの2つの意味があります。
文脈によってどちらの意味で使われているかを正確に理解するようにしましょう。
「青臭い」は、良い意味で捉える場合は若々しさ・純粋さ・可能性に満ちているというニュアンスで使われることがありますが、相手を批判する言葉として使われる場合もあるので注意が必要です。
「青臭い」の類義語・言い換え3選

『青臭い』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 青二才
- 未成熟
- 幼稚
類義語①青二才の意味

まだなんの実績もない青二才が一人前に意見してくるとは、生意気だよね。
類義語②未成熟の意味
十分に成長、発育していないこと。まだ熟れていないこと。
引用:weblio辞書

精神的に未成熟な夫を相手にしていると疲れます。
類義語③幼稚の意味
- 年齢がおさないこと。子供であること。
- 考え方・やり方などが未発達なこと。子供っぽいこと。また、そのさま。
引用:コトバンク

そんな幼稚な考えはやめた方がいいです。

「青臭い」は英語で『immature』

青臭いは英語の『immature』に言い換えることができます。
英語の『immature』には
- 未熟な・大人になっていない
- 未完成の・幼年期の
という意味があります。
「青臭い」の対義語・反対語は『ありません』

青臭いの対義語は、ありません。
