「インスパイア」という言葉には、「ひらめきを与えること」という意味があるカタカナ語です。
活力となるような思想・感情などを人の心に吹き込むことを表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「インスパイア」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
インスパイアの意味は『ひらめきを与えること』
インスパイアの読み方は「いんすぱいあ」です。
語源は英語で感化するという意味のある「inspire」もありますが、ラテン語で中へという意味の「in」と息という意味の「spirare」が組み合わさって息を吹き込むというとこからも来ています。
『インスパイア』には
- 活力となるような思想・感情などを人の心に吹き込むこと
- 霊感を与えること
- 着想の元となること
などの意味があります。
「インスパイア」の正しい使い方を例文で紹介！
「インスパイア」は、活力となるような思想・感情などを人の心に吹き込むことを表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子美術館に行ったらインスパイアされたので頑張ろう。
例文②
B男彼の企画にインスパイアされて僕もいいものを思いつきそうだ。
例文③
C子彼は色々なものからインスパイアされやすいようだ。
例文④
B子昨日の曲にインスパイアされて私も曲を作りたくなった。
例文⑤
C男インスパイアされるために色々なものに触れよう。
【インスパイアを使う時の注意点】
インスパイアは前向きの言葉として使われます。
「インスパイア」の類義語・言い換え5選
『インスパイア』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 触発
- 感化
- 啓発
- 刺激
- 作用
類義語①触発の意味
なんらかの刺激を与えて、行動の意欲を起こさせること。
引用：weblio辞書
B子彼の作品に触発されて私も作ろうを思った。
類義語②感化の意味
考え方や行動に影響を与えて、自然にそれを変えさせること。
引用：goo辞書
A子彼女の考えに感化されて行動をかえてみた。
類義語③啓発の意味
人が気づかずにいるところを教え示して、より高い認識・理解に導くこと。
引用：weblio辞書
B男私は自己啓発の本を読むのが好きだ。
類義語④刺激の意味
生体に作用してなんらかの現象や反応を起こさせること。特に、知覚や感覚に作用して反応を起こさせること。また、その原因となるもの。
引用：goo辞書
B子今回の経験が良い刺激を与えたようだ。
類義語⑤作用の意味
他のものに力を及ぼして影響を与えること。また、その働き。
引用：weblio辞書
C男今回の実験は相乗作用が期待できるだろう。
「インスパイア」と「オマージュ」の違いは？
「インスパイア」と「オマージュ」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「インスパイア」にはひらめきを与えることという意味がありますが、
それに対し「オマージュ」には、敬意という意味があります。
敬意を抱くという意味は同じですが、インスパイアはそれが新たな創造などへ影響を与えるという部分の違いがあります。
「インスパイア」の対義語・反対語はない
インスパイアの対義語は、ありません。