委細の意味とは?詳細との違いを徹底解説!正しい使い方・対義語・類義語まとめ!

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「委細」という言葉には、「細かく詳しいこと」という意味があります。

ビジネスシーンなどでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「委細」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

「委細の意味は『細かく詳しいこと』

手

【委細の意味】

1 細かく詳しいこと。詳しい事情。詳細。「―は面談の上で」

2 (副詞的に用いて)細かいことまですべて。万事。「―承知した」

引用:goo辞書

委細の読み方は「いさい」です。

語源は二つの漢字の組み合わせから来ており、

  • 「委」はくわしいこと
  • 「細」はこまかいこと

が合わさってできた言葉です。

『委細』には

  • 細かく詳しいこと
  • 細かいことまですべて

などの意味があります。

委細の正しい使い方を例文で紹介!

人々

委細」は、細かく詳しいことを表す際に使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

委細については面談にてお伝え致します。

例文②

B男

今年度の運動会について、委細承知致しました。

例文③

C子

委細は後日電話ご相談させてください。

例文④

B子

委細はホームページをご覧ください。

例文⑤

C男

委細構わず、彼と結婚したいと思っています。

「委細」を使った慣用句で「委細構わず」という言葉があります。

他のことすべてに構うことなく・事情がどうであれ、という意味ですので、併せて覚えましょう。

「委細」類義語・言い換え5選

手

委細』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 詳しい
  2. 詳細
  3. 事細か
  4. 綿密
  5. 細部

類義語①詳しいの意味

1 細かいところまで注意や調査などがよく行き渡っている。詳細である。「―・い地図」「事情を―・く説明する」

2 細部までよく知っている。精通している。「魚には特に―・い人」「事情を―・く知っている男」⇔疎い。

引用:goo辞書

B子

詳しいことは、教育担当者から聞いてください。

類義語②詳細の意味

細部に至るまでくわしいこと。また、そのさま。「―なメモ」「―に調べる」

引用:goo辞書

A子

当日の動きの詳細は、こちらのレジュメをご覧ください。

類義語③事細かの意味

こまごまと詳しいさま。つまびらかなさま。詳細。ことこまやか。「―に説明する」

引用:goo辞書

B男

彼女は、僕の母について事細かに聞いてきた。

類義語④細密の意味

きわめて細かい所まで行き届いていること。また、そのさま。緻密 (ちみつ) 。「―な描写」「―に調査する」

引用:goo辞書

B子

夏休みの宿題とは思えないほど、細密に調べ上げられた自由研究だ。

類義語⑤細部の意味

細かい部分。「―にわたる説明」

引用:goo辞書

C男

細部まできれいに掃除されていて、気持ちがいい。

「委細」「詳細」の違いは?

紙

「委細」と「詳細」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

委細」には細かく詳しいことという意味がありますが、

それに対し「詳細」には、細部に至るまで詳しいことという意味があります。

「委細」の方がかしこまった印象をもちますが、どちらも細かく詳しいことを表現する際に使えます。

「委細」は英語で『detail

パソコン

委細は英語の『detail』に言い換えることができます。

detailの意味

細部、細目、細かい面、細部の描写、ディテール、(重要でない)枝葉のこと、つまらないこと、ささいなこと、分遣隊、(警官などの)特派隊

引用:Weblio辞書

英語の『detail』には

  • 細部
  • つまらないこと

などという意味があります。

「委細」の対義語・反対語は『概略

男性

委細の対義語は、『概略』になります。

概略の意味

おおよその内容。あらまし。大略。概要。「調査の―」「―次の通り」

引用:goo辞書

概略には

  • おおよその内容
  • あらまし

などの意味があり、大まかに内容を伝えたい時などに用いられます。

B男

本大会の概略は、こちらに載っています。

大まかな内容を手短にまとめて伝えたい時は「概略」を使います。

「委細」に伝えるか「概略」を伝えるかは、時と場面を見極めていきましょう。

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