「所謂」という言葉には、「世間一般に言われる」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「所謂」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「所謂」の意味は『世間一般に言われる』
所謂の読み方は「いわゆる」です。
語源は、~されるものという意味の「所」と、言うことを意味する「謂」が組み合わされた言葉です。
「世間でそう呼ばれているもの」「一般的に言われているもの」という意味で使われるようになりました。
『所謂』には
- 世間一般に言われる
- 俗に言う
- よく言う
などの意味があります。
「所謂」の正しい使い方を例文で紹介!
「所謂」は、世間一般に言われることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子彼はいわゆる天才だ。
例文②
B男これはいわゆる成功例だ。
例文③
C子いわゆる普通の家庭で育った。
例文④
B子彼の会社はいわゆるブラック企業だ。
例文⑤
C男彼女はいわゆるリーダータイプだ。
【所謂を使う時の注意点】
「所謂」は、一般的にそう呼ばれているものや広く知られている名称を示す際に使う言葉です。
「謂」が常用漢字外のため、ビジネス文書や公的な文章では、ひらがなで「いわゆる」と表記するのが一般的です。
「所謂」の類義語・言い換え3選
『所謂』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 一般的
- 俗に
- 世間一般
類義語①一般的の意味
特殊な事物・場合についてでなく、広く認められ行き渡っているさま。普遍的。
引用:Weblio辞書
B子この方法は一般的によく使われている。
類義語②俗にの意味
世間で。世間一般に。
引用:Weblio辞書
A子この現象は俗に「五月病」と呼ばれている。
類義語③世間一般の意味
世間の通常の場合の、一般的な観点では、社会通念上は、などという意味の言い回し。
引用:Weblio辞書
B男世間一般では、その考え方が広く受け入れられている。

「所謂」と「所詮」の違いは?
「所謂」と「所詮」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「所謂」には一般的に言われているという意味がありますが、
それに対し「所詮」には、つまるところという意味があります。
「所謂」は、一般に言われていることを意味する言葉ですが、「所詮」は「結局のところ」「どうせ最終的には」という意味で使われ、あきらめや軽視のニュアンスを含みます。
どちらも「所」が使われており、似ている言葉ですが、意味は全く異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「所謂」は英語で『so-called』
所謂は英語の『so-called』に言い換えることができます。
英語の『so-called』には
- いわゆる
- 世間で言うところの
という意味があります。
「所謂」の対義語・反対語は『厳密に』
所謂の対義語は、『厳密に』になります。
厳密にには
- 規則に細かいところまで則っている
- 細かい点まで行き届いている
- 厳密に言うと
などの意味があり、規則に細かいところまで則っていることを表す際に用いられます。
B男厳密に時間を守ることが、この仕事では求められる。
世間でいうところのという意味の「所謂」に対して、規則に細かいところまで則っているという意味の「厳密に」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


