「観覧」という言葉には、「見物すること」という意味があります。
日常生活でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「観覧」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「観覧」の意味は『見物すること』
観覧の読み方は「かんらん」です。
明確な語源や由来はありませんが、「観」と「覧」のそれぞれの意味は、
- 「観」は対象を眺めて見る
- 「覧」は全体を視野に収めて眺める
この2つが合わさってできた言葉です。
『観覧』には
- 見物すること
などの意味があります。
「観覧」の正しい使い方を例文で紹介!
「観覧」は、見物することを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
本動画をご観覧いただき、ありがとうございます。
例文②
資料をご観覧ください。
例文③
テレビ収録の観覧希望を申し込みました。
例文④
花火を観覧中に電話がかかってきてしまった。
例文⑤
観覧席から、精一杯応援しました。
【観覧を使う時の注意点】
一般的に「観覧」は、イベントや景色などを見て楽しむことを表しますが、ビジネスシーンで使われることもあります。
相手に資料や施設内を見てもらう際などに「ご観覧ください」という言い回しで使われることが多いですので、覚えておきましょう。
「観覧」の類義語・言い換え3選
『観覧』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 見物
- 見学
- 見る
類義語①見物の意味
有名なお城を見物しました。
類義語②見学の意味
ビール工場の中を見学しました。
類義語③見るの意味
動画を見ました。
「観覧」と「鑑賞」の違いは?
「観覧」と「鑑賞」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「観覧」には見物することという意味がありますが、
それに対し「鑑賞」には、芸術作品などを見たり聞いたり読んだりして、それが表現しようとするところをつかみとり、そのよさを味わうことという意味があります。
「観覧」は、ただ見て楽しむことを表しますが、「鑑賞」は芸術作品などを見たり聞いたりして、よさを味わうことを表します。
似ている言葉ですがニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「観覧」は英語で『viewing』
観覧は英語の『viewing』に言い換えることができます。
英語の『viewing』には
- 見える状態
- 視界
などという意味があります。
「観覧」の対義語・反対語はありません
観覧の対義語は、ありません。