「堅物」という言葉には、「きまじめで、融通の利かない人」という意味があります。
真面目な人を表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「堅物」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「堅物」の意味は『きまじめで、融通の利かない人』
堅物の読み方は「かたぶつ」です。
明確な語源や由来はありませんが、「堅」と「物」のそれぞれの意味は、
- 「堅」は、融通が効かない
- 「物」は、人や事物
この2つが合わさってできた言葉です。
『堅物』には
- きまじめで、融通の利かない人
- かたじん
- かたぞう
などの意味があります。
「堅物」の正しい使い方を例文で紹介!
「堅物」は、きまじめで、融通の利かない人を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子堅物の父は、成人するまで夜に外出することを許してくれなかった。
例文②
B男彼は堅物で、冗談を言ってもなかなか笑わない。
例文③
C子部長は堅物であることが社内でも有名です。
例文④
B子あの政治家は堅物と言われるが、信念がしっかりしている。
例文⑤
C男彼は堅物だと言われているが、仲良くなると意外と面白い。
【堅物を使う時の注意点】
「堅物」は、真面目で融通の利かない人を表す言葉で、一般的にはややネガティブな印象があります。
仕事に真面目な人を指す場合には、尊敬の意味合いでも使えることがありますが、相手や文脈に注意し、誤解を招かないよう工夫することが大切です。
「堅物」の類義語・言い換え4選
『堅物』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 生真面目
- 融通が効かない
- 頑固
- 杓子定規
類義語①生真面目の意味
非常にまじめなこと。まじめすぎて融通がきかないこと。また、そのさま。
引用:Weblio辞書
B子彼は生真面目で、約束は必ず守るタイプだ。
類義語②融通が効かないの意味
A子あの先生は融通が効かないので、生徒から嫌煙されています。
類義語③頑固の意味
かたくなで、なかなか自分の態度や考えを改めようとしないこと。また、そのさま。
引用:Weblio辞書
B男祖父は頑固で、簡単には考えを曲げない人だった。
類義語④杓子定規の意味
何事にも同じ基準を適用しようとする、融通のきかないやり方や態度を指す意味で用いられる語。
引用:Weblio辞書
B子杓子定規な上司に窮屈さを感じている。

「堅物」と「わからず屋」の違いは?
「堅物」と「わからず屋」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「堅物」にはきまじめで、融通の利かない人という意味がありますが、
それに対し「わからず屋」には、人の言うことや事情を理解せず、意地を張る人という意味があります。
「堅物」は、真面目で融通が利かない人を指し、場合によっては尊敬のニュアンスも含まれますが、「わからず屋」は、人の言うことや事情を理解せず頑固な人を表し、ほとんどネガティブな意味で使われます。
似ている言葉ですが、ニュアンスが若干異なりますので、時と場合に応じて使い分けましょう。
「堅物」は英語で『serious』
堅物は英語の『serious』に言い換えることができます。
英語の『serious』には
- まじめな
- 本気の
- 真剣な
- (娯楽本位でなく)まじめな
という意味があります。
「堅物」の対義語・反対語は『柔軟』
堅物の対義語は、『柔軟』になります。
柔軟には
- 一つの立場や考え方にこだわらず、その場に応じた処置・判断のできるさま
などの意味があり、その場に応じた処置・判断ができることを表す際に用いられます。
B男彼女は柔軟な対応ができるので、クレーム処理も上手だ。
きまじめで、融通の利かない人という意味の「堅物」に対して、一つの立場や考え方にこだわらず、その場に応じた処置・判断のできるさまという意味の「柔軟」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


