「経験を活かす」という言葉には、「これまでに得た知識や技能を有効に使う」という意味があります。
採用試験などの面接やビジネスシーンでよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「経験を活かす」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
経験を活かすの意味は『これまでに得た知識や技能を有効に使う』
経験を活かすの読み方は「けいけんをいかす」です。
実際に見たり、聞いたり、行ったりして得た知識や技能という意味の「経験」と有効に使うという意味の「活かす」が組み合わされた言葉です。
『経験を活かす』には
- これまでに得た知識や技能を有効に使う
という意味があります。
「経験を活かす」の正しい使い方を例文で紹介!
「経験を活かす」は、これまでに得た知識や技能を有効に使うことを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
こちらでの経験を活かし、次の職場でも頑張ります。
例文②
飲食店でのアルバイトの経験を活かし、御社に貢献したいです。
例文③
前職での経験を活かせると思い、御社を志望いたしました。
例文④
海外留学の経験を活かすことができれば、即戦力になる。
例文⑤
本職である保育士の業務に、子育ての経験を活かしたい。
【経験を活かすを使う時の注意点】
「活かす」という読み方が常用漢字表に載っていないため、「経験を活かす」という表記は公用文や新聞では使えません。
「経験を活かす」の類義語・言い換え2選
『経験を活かす』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 役立てる
- 活用
類義語①役立てるの意味
役に立つようにする。役に立てる。
引用:Weblio辞書
プロジェクトメンバーの一員として役立てるよう、努力します。
類義語②活用の意味
物や人の機能・能力を十分に生かして用いること。効果的に利用すること。
引用:goo辞書
SNSを活用して商品を宣伝します。
「経験を活かす」と「経験を生かす」の違いは?
「経験を活かす」と「経験を生かす」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「経験を活かす」にはこれまでに得た知識や技能を有効に使うという意味がありますが、
それに対し「経験を生かす」には、経験したことを上手く役立てることという意味があります。
「経験を活かす」と「経験を生かす」は、どちらもこれまでに得た知識などを有効に使って役に立てることを表します。
読みも意味も同じですが「活かす」という読みが常用漢字表に載っていないため、「経験を生かす」が公用文で使える表記となります。
「経験を活かす」は英語で『make use of experience』
経験を活かすは英語の『make use of experience』に言い換えることができます。
英語の『make use of experience』には
- 経験を生かす
という意味があります。
「経験を活かす」の対義語・反対語はありません
経験を活かすの対義語は、ありません。