「見聞を広める」という言葉には、「見たり聞いたりして豊富な知識を得ること」という意味があります。
日常生活ではあまり使われない言葉なので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「見聞を広める」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「見聞を広める」の意味は『見たり聞いたりして豊富な知識を得ること』
見聞を広めるの読み方は「けんぶんをひろめる」です。
語源は、見たり聞いたりしたことから得た知識を意味する「見聞」と、広く知られるようにするという意味の「広める」が組み合わされた言葉です。
『見聞を広める』には
- 見たり聞いたりして豊富な知識を得ること
- 見聞きして学ぶこと
などの意味があります。
「見聞を広める」の正しい使い方を例文で紹介!
「見聞を広める」は、見たり聞いたりして豊富な知識を得ることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
見聞を広めるため、SNSを始めた。
例文②
彼は、フードロスについて見聞を広めている。
例文③
発達障害について正しい見聞を広めていきたい。
例文④
彼女は資格を取ることを通じて、簿記についての見聞を広めている。
例文⑤
サステナブルな暮らしについて、見聞を広めたいと思っています。
【見聞を広めるを使う時の注意点】
「見聞」は少し硬い印象のある言葉ですので、日常会話には馴染まない場合があります。
「見聞を広める」という言い回しはビジネスシーンなどの、かしこまった場面で使うと良いでしょう。
「見聞を広める」の類義語・言い換え3選
『見聞を広める』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 教える
- 情報提供
- 啓発
類義語①教えるの意味
知識・学問・技能などを相手に身につけさせるよう導く。教育する。教授する。
引用:Weblio辞書
パソコンの使い方を弟に教える。
類義語②情報提供の意味
公開された特許出願が拒絶理由を有することを示すために、刊行物、書類その他を提出することにより、情報を提供すること。
引用:Weblio辞書
駅前の事故について、情報提供した。
類義語③啓発の意味
人が気づかずにいるところを教え示して、より高い認識・理解に導くこと。
引用:goo辞書
ネットビジネスについての啓発本を読みました。
「見聞を広める」と「見聞を広げる」の違いは?
「見聞を広める」と「見聞を広げる」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「見聞を広める」には見たり聞いたりして豊富な知識を得ることという意味がありますが、
それに対し「見聞を広げる」には、新たな経験や情報を得ることを通じて、自分の知識や視野を拡大させることという意味があります。
どちらも、新しい知識を得ることを意味しますが、「見聞を広げる」は自分が中心となる行為を意味する場面で使われ、「見聞を広める」は他者を含んだ行為のことを意味します。
また、「見聞を広める」には誰かに自分の知識や経験を教えるという意味合いもあります。
似ている言葉ですが時と場合に応じて使い分けましょう。
「見聞を広める」は英語で『broaden one's knowledge』
見聞を広めるは英語の『broaden one's knowledge』に言い換えることができます。
英語の『broaden one's knowledge』には
- 見聞を広める
という意味があります。
「見聞を広める」の対義語・反対語はありません
見聞を広めるの対義語は、ありません。