「ケセラセラ」という言葉には、「なるようになる」という意味があるカタカナ語です。
映画などで、なるようになると生きる姿勢を表すときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「ケセラセラ」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
ケセラセラの意味は『なるようになる』
ケセラセラの読み方は「けせらせら」です。
語源はスペイン語の「Que sera, sera」から派生した表現でアメリカ映画の主題歌から広まったとされています。
『ケセラセラ』には
- なるようになる
- 成り行きに任せてしまうのがよい
- 物事は勝手にうまい具合に進むもの
などの意味があります。
「ケセラセラ」の正しい使い方を例文で紹介!
「ケセラセラ」は、映画などでなるようになると生きる姿勢を表すときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
彼のケセラセラ精神は素敵だと思う。
例文②
毎日、ケセラセラと思って生きている。
例文③
ケセラセラと思えば気楽になれる。
例文④
困難なことほどケセラセラと考えるようにしている。
例文⑤
ケセラセラと言っておけばみんな気にしないだろう。
【ケセラセラを使う時の注意点】
ポジティブな言葉として使われます。
「ケセラセラ」の類義語・言い換え5選
『ケセラセラ』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 運任せ
- 楽天的
- 楽観的
- 怠け者
- レットイットビー
類義語①運任せの意味
事の成り行きを天に任せること。成否は運命に任せて行うこと。
引用:weblio辞書
今まで運任せで生きてきて後悔したことはない。
類義語②楽天的の意味
物事にくよくよしないでいつも明るいほうに考えていくさま。のんきなさま。
引用:goo辞書
彼女は楽天的なので何かあってもケロッとしている。
類義語③楽観的の意味
物事をうまくゆくものと考えて心配しないさま。
引用:weblio辞書
彼は少し楽観的すぎるところがある気がする。
類義語④怠け者の意味
怠ける人。怠けてばかりいる人。
引用:goo辞書
彼は怠け者だがやる時はやる人だと信じている。
類義語⑤レットイットビーの意味
「そのままで良い」や「あるがままに」「成り行き任せに」といった自然状態に無理に手を加えないことを良しとするのことを意味する表現。
引用:weblio辞書
時にはレットイットビーと受け入れることも必要だ。
「ケセラセラ」と「レットイットビー」の違いは?
「ケセラセラ」と「レットイットビー」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「ケセラセラ」にはなるようになるという意味がありますが、
それに対し「レットイットビー」には、成り行き任せにという意味があります。
どちらもなるようになるという意味ですが、ケセラセラはこれからのことを指し、レットイットビーは現状を指します。
「ケセラセラ」の対義語・反対語は『お手上げ』
ケセラセラの対義語は、『お手上げ』になります。
お手上げには
- 解決する手段が全くないこと
- どうにもしようがないこと
などの意味があり、どうしようもないことを表すときに用いられます。
ここまで話がこじれてしまったらお手上げだ。
なんとかなるという意味のケセラセラに対し、お手上げはどうしようもないことを意味します。