「昨日の今日」という言葉には、「ある出来事から一日ほどの時間しか経っていない」という意味があります。
ビジネスシーンなどで急な出来事を謝罪するような場面でよく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「昨日の今日」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
昨日の今日の意味は『ある出来事から一日しか経っていない今日』
昨日の今日の読み方は「きのうのきょう」です。
『昨日の今日』には
- 事が起こってから1日しかたっていない今日
という意味があります。
「昨日の今日」の正しい使い方を例文で紹介!
「昨日の今日」は、一日程の短時間のうちに起こった出来事について話すときによく使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
昨日の今日で、また私のプリンを食べやがった。
例文②
昨日の今日で申し訳ありません。
例文③
昨日の今日で完成させるなんて、彼はとても優秀だ。
例文④
昨日の今日で真逆の主張に・・・。
【昨日の今日を使う時の注意点】
どちらかというと、ネガティブなニュアンスで使用されることが多いです。
「昨日の今日」の類義語・言い換え4選
『昨日の今日』の類義語や言い換えの言葉を4つご紹介します。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 間髪を入れず
- 一も二もなく
- 早くも
- すぐに
類義語①間髪を入れずの意味
髪の入る間隙もないほど、間を空けずに。「間髪を容れず」とも書く。
引用:weblio辞書
間髪を入れず、ツッコミを入れる。
類義語②一も二もなくの意味
提示されたことに対して、とやかく言うまでもなく。即座に。「—引き受ける」
引用:weblio辞書
一も二もなく断る。
類義語③早くもの意味
物事の進行や実現が予想外に早いさま。もう。「—三年の歳月が流れた」「—反響が現れる」
引用:weblio辞書
新入社員が、早くも本性を現した。
類義語④すぐにの意味
時間をおかず速やかに、間髪を入れずに、あるいは早急になどといった意味の表現。
引用:weblio辞書
あの人は、昨日のミスをすぐに忘れたようだ。
「昨日の今日」と「今日の今日」の違いは?
「昨日の今日」と「今日の今日」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「昨日の今日」にはある事が起こってから一日しか経っていない今日という意味がありますが、
それに対し「今日の今日」には、ある事が起こったその日のうち(当日中)という意味があります。
どちらも少しの時間しか経っていないという意味で使われますが、文字通り「今日の今日」の方がより短い時間を表しています。
「昨日の今日」は英語で『soon after』
昨日の今日は英語の『soon after』に言い換えることができます。
soon afterの意味
~の直後に、~から間もなく
・It is too soon after surgery to evaluate the outcome. : まだ手術後日が浅いので、結果は判断できません。
引用:英辞郎
英語の『soon after』には
- すぐに
- 間もなく
という意味があります。
「昨日の今日」の対義語・反対語はない
昨日の今日の対義語は、ありません。