「既視感」という言葉には、「一度も見たことがないのに、すでにどこかで見たことがあるように感じられること」という意味があります。
「この光景、覚えがある…!」という感覚を表す際によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「既視感」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
既視感の意味は『一度も見たことがないのに、すでにどこかで見たことがあるように感じられること』
【既視感の意味】
1 一度も見たことがないのに、すでにどこかで見たことがあるように感じられること。デジャビュ。
2 (1の誤用から)過去にどこかで見た覚えがあること。「―のあるデザイン」
引用:goo辞書
既視感の読み方は「きしかん」です。
フランスの超心理学者エミール・ブワラックの著書『超心理学の将来』の中で提唱されている「déjà vu (デジャビュ)」という言葉を日本語で表した言葉とされています。
『既視感』には
- 一度も見たことがないのに、すでにどこかで見たことがあるように感じられること
- 過去にどこかで見た覚えがあること。
の意味があります。
「既視感」の正しい使い方を例文で紹介!
「既視感」は、一度も見たことがないのに、すでにどこかで見たことがあるように感じられることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
有岡くんとは初めて会ったのに、既視感がある。
例文②
既視感があると思ったら、このドラマの原作漫画を読んだことがあった。
例文③
新作のアニメは、既視感のある内容だった。
例文④
このなんとも言えない既視感が不快だ。
例文⑤
似たようなお祭りに来たことがあるからか、既視感が強い。
既視感が現れる原因としては、諸説ありますが、脳が疲れている人は既視感が強く出やすいとも言われています。
「既視感」の類義語・言い換えは「デジャビュ」
『既視感』の類義語や言い換えの言葉は「デジャビュ」です。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- デジャビュ
類義語①デジャビュの意味
《「デジャブー」とも》
1 一度も経験したことがないのに、すでにどこかで経験したことがあるように感じること。既視感。→ジャメビュ
2 (1の誤用から)過去にどこかで経験したことがあるという実感。
引用:goo辞書
初めて来た公園なのに、デジャビュを感じる。
「既視感」と「デジャブ」の違いは?
「既視感」と「デジャブ」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「既視感」には一度も見たことがないのに、すでにどこかで見たことがあるように感じられることという意味がありますが、
それに対し「デジャブ」には、一度も経験したことがないのに、すでにどこかで経験したことがあるように感じることという意味があります。
「デジャビュ」と「デジャブ」は発音の違いで異なる表記となっていますが、意味は同じですのでチェックしておきましょう。
「既視感」は英語で『deja-vu』
既視感は英語の『deja-vu』に言い換えることができます。
英語の『deja-vu』には
- 既視感
という意味があります。
「既視感」の対義語・反対語は『ジャメビュ』
既視感の対義語は、『ジャメビュ』になります。
ジャメビュには
- 日常見なれたものを初めて見たと感じる体験
の意味があり、見慣れているはずの物事がまるで初めてだと感じたことを表現する際に用いられます。
何度も通っているはずの道なのに、ジャメビュを感じた。
ジャメビュを日本語で表すと「未視感」となります。
豆知識として知っておくと、いつか役に立つかもしれません。