客観的の意味とは?正しい使い方を例文で簡単に解説!英語への言い換え・主観的との違いは?

ノート

「客観的」という言葉には、「自分以外の視点で物事を捉えること」という意味があります。

具体的な数字や前例を元に、第三者の立場から物事を見たり考えたりするときによく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「客観的」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

客観的の意味は『自分以外の視点で物事を捉えること』

会議

【客観的の意味】

「客観的」とは、自分や特定の個人の事情や意見にとらわれず、「周りの人がどう判断するか」あるいは「周りの人も同じように判断できるか」という観点で物事を捉える、ということである。

引用:weblio辞書

客観的の読み方は「きゃっかんてき」です。

語源は、西洋から伝わった考えを日本語で表現するために作られた和製漢語といわれています。

『客観的』には

  • 自分の感情や意見を挟まず事実だけを見ること。
  • 他の人の意見に左右されず公平に判断すること。

などの意味があります。

客観的の正しい使い方を例文で紹介!

会議

「客観的」は、具体的な数字や前例を元に、第三者の立場から物事を見たり考えたりするときに使われる言葉です。

例文で正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

客観的に言うと、このスマホは高性能で使いやすい。

例文②

B男

昨日の野球の試合は客観的には接戦だったね。

例文③

C子

客観的に見て、あなたの選択は賢明だと思います。

例文④

B子

客観的に見ても、あの映画はとても感動的だった。

例文⑤

C男

客観的に見て、そのプロジェクトは成功しそうだ。

客観的を使う時の注意点】

客観的という言葉は「自分の意見が正しい」と主張するための装飾的な言葉で使われているため、ほとんどの場合は具体的な深い意味はないといえるでしょう。

客観的」の類義語・言い換え5

会議

客観的』の類義語や言い換えの言葉は5つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. 平等
  2. 公平
  3. 中立的
  4. 俯瞰的(ふかんてき)
  5. 第三者

類義語①平等の意味

かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。「利益を—に分配する」「男女—」

引用:Weblio辞書

B子

学校では、先生は生徒たちに対して平等に接するべきですね。

類義語②公平の意味

すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよっていないこと。また、そのさま。「—を期する」「—な判定」

引用:Weblio辞書

A子

リーダーは公平に意見を聞くことが大切よね。

類義語③中立的の意味

  • どちらの立場にも加担せずに、あいだの立場を取るさまを意味する表現。
  • 戦争や紛争などに関与しないさまを意味する表現。

引用:Weblio辞書

B男

裁判官は感情に左右されず、中立的な判断を下す必要があります。

類義語④俯瞰的(ふかんてき)の意味

物事を一段高い観点から俯瞰するように、大局的・客観的に捉えること。鳥瞰的。

引用:Weblio辞書

B子

俯瞰的な視点で物事を見ると、全体がよくわかりますね。

類義語⑤第三者の意味

  • その物事や出来事に直接関わりを持たない人を指す語。
  • 行為者でも行為の対象でもない者、当事者ではない者。

引用:Weblio辞書

C男

弊社ではトラブルが生じた際、第三者の専門家に相談することができます。

客観的と主観的の違いは?

会議

客観的」と「主観的」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。

客観的」には個人の気持ちや考えを抜いて、事実や現象をそのまま見る態度や視点を指すという意味がありますが、

それに対し「主観的」には、考え方や感じ方が自分の立場や経験によって影響されることという意味があります。

つまり「客観的」と「主観的」は視点が全く逆だといえるでしょう。

客観的は英語で『objective

会議

客観的は英語の『objective』に言い換えることができます。

objectiveの意味

「objective」は、名詞として「目的」や「目標」という意味を持ち、形容詞として「客観的な」という意味を持つ単語である。

引用:Weblio辞書

英語の『objective』には

  • 目標、目的
  • 英文法で目的格、目的格
  • 望遠鏡や顕微鏡など対物レンズ

という意味があります。

客観的の対義語・反対語は『主観的

手

客観的の対義語は、『主観的』になります。

主観的の意味

「主観的」とは、「ものの見方・感じ方・考え方(理解・評価・判断)が、当事者個人の立場・感情・経験などに依拠・依存しているさま」という意味で用いられる表現である。

引用:Weblio辞書

主観的には

  • 表現や判断が、個々の人や人間関係の心の特性によって影響を受けていること
  • 自分ひとりの考え方や感じ方によって影響されている状態

などの意味があり、その人個人の考え方や感じ方を指す言葉として用いられます。

B男

音楽は人によって感じ方が異なるから、評価は主観的になりがちだね。

個人の気持ちや考えを抜いて事実や現象をそのまま見る態度や視点を指す言葉が「客観的」。

一方、「主観的」は自分の立場や経験によって考え方や感じ方が影響されることを意味します。

つまり、視点が全く逆ということになります。

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