赤子の手を捻るの意味とは?正しい使い方・例文を解説!言い換えまとめ!

赤ちゃん

「赤子の手を捻る」という言葉には、「物事がきわめて容易にできること」という意味があります。

〈誰に使う・どういうシーンで使われるか〉よく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、「赤子の手を捻る」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。

目次

赤子の手を捻るの意味は『物事がきわめて容易にできること』

【赤子の手を捻るの意味】

力が弱くて抵抗しない者はやすやすと扱うことができる。物事がきわめて容易にできることのたとえ。赤子の腕を捩(ねじ)る。

引用:Weblio辞書

赤子の手を捻るの読み方は「あかごのてをひねる」です。

語源は赤ちゃんのように力が弱く、抵抗しない者であれば、手を捻ることなど簡単にできることから、物事がきわめて容易にできることという意味のことわざとして使われるようになりました。

『赤子の手を捻る』には

  • 物事がきわめて容易にできることのたとえ

などの意味があります。

赤子の手を捻るの正しい使い方を例文で紹介!

赤子の手を捻る」は、物事がとても簡単にできることを表すときに使われる言葉です。

間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。

例文①

A子

彼は全国大会で優勝経験もあるので、一回戦では赤子の手を捻るように相手を倒していた。

例文②

B男

小さい頃からピアノを習っている妹にとっては、学校の音楽のテストは赤子の手を捻るくらい簡単らしい。

例文③

C子

数学科を専攻している私にとっては、赤子の手を捻るより簡単な問題でした。

例文④

B子

強豪校にとっては、公立校との試合なんて赤子の手を捻るくらい楽勝なんだろうな。

例文⑤

C男

長年この仕事を続けてきた先輩にとっては、今回のケースは赤子の手を捻るように解決できるものだったようです。

【赤子の手を捻るを使う時の注意点】

物事がとても簡単にできることのたとえなので、接戦の末の勝利や、苦労の上での成功などといった場面には適しません。

「赤子の手を捻る」の類義語・言い換え3選

『赤子の手を捻る』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。

類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。

相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。

  1. お茶の子さいさい
  2. 屁の河童
  3. 朝飯前

類義語①お茶の子さいさいの意味

物事がたやすくできること。

引用:Weblio辞書

B子

絵を描くのは得意なので、小さなイラストくらいならお茶の子さいさいです。

類義語②屁の河童の意味

なんとも思わないこと。するのがたやすいこと。

引用:Weblio辞書

A子

毎日ランニングしているおかげで、これくらいの運動量だったら屁の河童だよ。

類義語③朝飯前の意味

朝食をとる前のわずかな時間でできるような、たやすいこと。また、そのさま。

引用:Weblio辞書

B男

弟は海外生活が長いので、日常的な英会話は朝飯前だ。

役不足の意味

「赤子の手を捻る」は英語で『taking candy from a baby

赤子の手を捻るは英語の『taking candy from a baby』に言い換えることができます。

taking candy from a babyの意味

いとも簡単に[極めて容易に]できることだ、赤子の手をひねるようなもの

引用:英辞郎

英語の『taking candy from a baby』には

  • いとも簡単にできること
  • 赤子の手をひねるようなもの

という意味があります。

「赤子の手を捻る」の対義語・反対語は『塗り箸で素麺を食う』

赤子の手を捻るの対義語は、『塗り箸で素麺を食う』になります。

塗り箸で素麵を食うの意味

《すべって挟みにくいところから》物事がやりにくいことのたとえ。

引用:コトバンク

塗り箸で素麵を食うには

  • 物事がやりにくいことのたとえ

などの意味があり、何かをするときにやりにくいことを表すときに用いられます。

B男

左利きの人間が右利き用のはさみを使うのは、塗り箸で素麵を食うようなものだ。

「赤子の手を捻る」を物事がきわめて容易にできることという意味で使われ、「塗り箸で素麵を食う」は物事がやりにくいことという意味で使われます。

オーバーキルの意味

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