「呵責」という言葉には、「厳しくとがめてしかること」という意味があります。
日常生活ではあまり使われない言葉ですので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「呵責」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「呵責」の意味は『厳しくとがめてしかること』
呵責の読み方は「かしゃく」です。
明確な語源や由来はありませんが、「呵」と「責」のそれぞれの意味は、
- 「呵」は、強く責める
- 「責」は、責任を追及する
この2つが合わさってできた言葉です。
『呵責』には
- 厳しくとがめてしかること
- 責めさいなむこと
- かせき
などの意味があります。
「呵責」の正しい使い方を例文で紹介!
「呵責」は、厳しくとがめてしかることを表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子良心の呵責に苦しむ。
例文②
B男呵責の念が消えない。
例文③
C子呵責の思いでいっぱいだ。
例文④
B子呵責の念に押しつぶされそうだ。
例文⑤
C男呵責の念にかられる。
【呵責を使う時の注意点】
「呵責」は、主に「良心の呵責」という形で使われるやや硬い表現で、自分の行いに対する強い罪悪感や後悔を表します。
日常会話ではあまり使われず、文章語や改まった表現で用いられることが多いです。
「呵責」の類義語・言い換え4選
『呵責』の類義語や言い換えの言葉は4つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 罪悪感
- 後悔
- 自責
- 悔恨
類義語①罪悪感の意味
罪をおかした、悪いことをしたと思う気持ち。
引用:Weblio辞書
B子嘘をついたことに対して罪悪感を覚えた。
類義語②後悔の意味
自分のしてしまったことを、あとになって失敗であったとくやむこと。
引用:Weblio辞書
A子あのときもっと勉強しておけばよかったと後悔した。
類義語③自責の意味
自分の失敗や過ちを、自ら責め苛むこと。
引用:Weblio辞書
B男事故の責任を感じて、自責の念に駆られた。
類義語④悔恨の意味
過去の行動や決断に対して深い後悔と心の痛みを感じる状態を指す。
引用:Weblio辞書
B子事故の責任を感じて、自責の念に駆られた。

「呵責」と「自責」の違いは?
「呵責」と「自責」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「呵責」には厳しくとがめてしかることという意味がありますが、
それに対し「自責」には、自分の失敗や過ちを、自ら責め苛むことという意味があります。
「呵責」は、良心によって強く責められるような、苦しみや痛みを伴うニュアンスがありますが、「自責」は、自分の失敗や過ちを自分の責任として反省する、自己評価のニュアンスがあります。
似ている言葉ですが、ニュアンスが異なりますので時と場合に応じて使い分けましょう。
「呵責」は英語で『remorse』
呵責は英語の『remorse』に言い換えることができます。
英語の『remorse』には
- 良心の呵責(かしやく)
- 自責(の念)
という意味があります。
「呵責」の対義語・反対語は『無責任』
呵責の対義語は、『無責任』になります。
無責任には
- 責任を自覚しないこと
- 責任感がないこと
などの意味があり、責任感がないことを表す際に用いられます。
B男彼は無責任に仕事を放り出してしまった。
厳しくとがめてしかることという意味の「呵責」に対して、責任感がないことという意味の「無責任」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


