『ロジック』はビジネスシーンでよく使われるカタカナ語で、『論理』という意味があります。
初めて『ロジック』と聞いた時は難しいと感じたり、日本語で言ってよ!と思ったこともあるのではないでしょうか。
しかしビジネス用語の意味を知り、使い方を覚えていくことで、コミュニケーション能力や文書の読解力が向上していくでしょう。
この記事では『ロジック』の意味や、シーン別での使い方や例文などを分かりやすく紹介します。
ロジックの意味は論理
『ロジック』には
・論法
・論理
・論理学
などの意味があります。
彼はロジックで物事を考えるのが得意だ!
【論理の意味】
1.考えや議論などを進めていく筋道。思考や論証の組み立て。思考の妥当性が保証される法則や形式。「—に飛躍がある」
2.事物の間にある法則的な連関。
3.「論理学」の略。
引用:weblio辞書
ロジックの正しい使い方(ビジネスシーンで使う場合)
ビジネスシーンで使う『ロジック』は、『物事を筋道立てて考える』『処理の内容や手順・方法』などがあります。
例文①物事を筋道立てて考えるという意味で使う時
【Before】
感情論より筋道を立てて考え、それに基づいて改善策を考えよう!
【After】
感情論よりロジックに基づいて改善策を考えよう!
例文②プログラム内の処理の内容や手順という意味で使う時(IT業界)
【Before】
私が考えた処理の手順に従ってプログラムを書いてください。
【After】
私が組んだロジックに従ってプログラムを書いてください。
ビジネスシーンで『ロジック』と言われた時は、『誰もが納得できるような考え(筋道立てて考える)』と受け取ると良いでしょう。
【注意点】
ロジックは「論理」という意味がありますが、こちらの意味もあわせて理解しておくと、より正しく「ロジック」を活用できると思います。※「論理」と「理論」も似ている言葉なので注意しましょう!
ロジックの類義語3選
『ロジック』の類義語は3つあります。
①理屈
②筋道
③立論
類義語①理屈の意味
彼はいつも理屈ばかり言っていて、うんざりだ。
類義語②筋道の意味
類義語③立論の意味
[名](スル)論の趣旨や筋道を組み立てること。また、その論。「資料に基づいて—する」
引用:weblio辞書
立論をしっかり考えてから発言しよう。
ロジックの関連用語2選
関連用語①ロジックツリーの意味
「ロジックツリー」とはある事象間をロジックによってツリー状に展開していく手法を指す。結果に対してその原因を掘り下げていく、もしくはある目的を実現するための手段を具体化していくことに用いることができる。「ロジックツリー」はありうる可能性を全て挙げることを目的とするため、もれなく、だぶりなく(MECE)必要な項目を挙げることが重要となる。
引用:コトバンク
※MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の頭文字を取った造語です。
新しいプロジェクトにはロジックツリーの作成が必要です。
関連用語②ロジカルシンキングの意味
ロジカルシンキング(logical thinking)とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のことである。
引用:wikipedia
顧客のニーズに対して、ロジカルシンキングで的確な提案を行うことが重要です。
ロジックの対義語・反対語はエモーショナル
ロジックの対義語は、エモーショナルになります。
エモーショナルの意味
「エモーショナル」とは、「人やものが感情に訴える」「感情に動かされやすいさま」を意味する表現である。一口に感情といっても喜びや悲しみ、怒りや憎悪、驚きや恐怖、切なさなど様々なものが含まれており、「心を揺さぶられる感動的なもの」というニュアンスが強いのが特徴。
引用:weblio辞書
エモーショナルには
・感情的
・心を揺さぶられる感動的なもの
などの意味があり、感情的なさまを表現する際に用いられます。
ロジックは物事を筋道立てて考えますが、エモーショナルは喜びや悲しみなどの感情をもとに、筋道のない思考のありかたが対照的です。