「投函」という言葉には、「郵便物をポストに入れること」という意味があります。
一般的によく使われる言葉ですが、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「投函」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「投函」の意味は『定められた箱に用紙を投げ入れること』
投函の読み方は「とうかん」です。
語源ははっきりしていませんが、
- 「投」は投げ入れる
- 「函」は四角い箱
の2つが合わさってできた言葉です。
『投函』には
- ポストに郵便物を入れる
- 投票箱に入れる
の意味があります。
「投函」の正しい使い方を例文で紹介!
「投函」は、ポストに郵便物を入れるときに使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
年賀はがきの投函の季節になりました。
例文②
手紙を投函するのにはポストまでいかなければなりません。
例文③
今日は選挙の日なので票を投函したいと思います。
例文④
郵便局の前のポストに投函します。
【投函を使う時の注意点】
投函はあくまで投票箱に入れるときとポストに郵便物を入れる際に使います。
自宅のポストに入れることを投函とは言いませんので注意が必要です。
「投函」の類義語・言い換え2選
『投函』の類義語や言い換えの言葉は2つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 郵送
- 送付
類義語①郵送の意味
郵便で送ること
引用:goo辞書
資料を郵送いたします。
類義語②送付の意味
送り届けること。送りわたすこと。
引用:goo辞書
お品物を送付いたします。
「投函」と「発送」の違いは?
「投函」と「発送」は似ている言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。
「投函」には定められた箱に用紙を投げ入れることという意味がありますが、
それに対し「発送」には、荷物や郵便物などを送り出すことという意味があります。
投函も発送も郵便物を送り出す意味合いがあります。
投函はポストに入れるまでが意味として含まれており、発送は郵便局で出しても宅急便で出しても発送となります。
使う際にはどこで出したのかが重要になるので注意が必要です。
「投函」は英語で『mailing』
投函は英語の『mailing』に言い換えることができます。
英語の『mailing』には
- 郵便、郵便制度
- 手紙を送ること
という意味があります。
またイギリス英語ではpostingという場合もあります。
「投函」の対義語・反対語は『受領』
投函の対義語は、『受領』になります。
受領には
- 物や金を受け取ること。
などの意味があり、何かを受け取った時に用いられます。
送られてきた書類を確かに受領いたしました。
投函はポストに入れることととても狭義でつかわれますが、受領は受け取るという意味のみなので広い意味でつかわれます。
また、受函という言葉もあります。辞書等に載っていることはまれな言葉になりますが、受領よりより狭義になり手紙やはがきを受けとる、という意味になります。