「まな板の鯉」という言葉には、「相手の意向や運命にまかせるよりほかに方法のない状態のたとえ」という意味があります。
日常生活ではあまり使われない言葉ですので、正しい使い方を知らないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、「まな板の鯉」の意味や使い方などを例文を交えながら、分かりやすく解説していきます。
「まな板の鯉」の意味は『相手の意向や運命にまかせるよりほかに方法のない状態のたとえ』
まな板の鯉の読み方は「まないたのこい」です。
語源は、言葉の通りまな板に置かれた鯉の様子です。
鯉を調理する際、まな板の上に乗せられた鯉は逃げることができず、料理人に身を任せるしかありません。
この様子から、「まな板の鯉」は、抵抗できない状況に置かれ、相手のなすがままになることを表す言葉として使われるようになりました。
『まな板の鯉』には
- 相手の意向や運命にまかせるよりほかに方法のない状態のたとえ
などの意味があります。
「まな板の鯉」の正しい使い方を例文で紹介!
「まな板の鯉」は、相手の意向や運命にまかせるよりほかに方法のない状態を表す際に使われる言葉です。
間違った使い方をすると相手に伝わらなかったり、失礼な印象を与えてしまう可能性もありますので、例文と共に正しい使い方を知っていきましょう。
例文①
A子手術を前にして、まな板の鯉の気分だった。
例文②
B男あとは試験の結果を待つだけで、まな板の鯉だ。
例文③
C子もう手は尽くした。あとはまな板の鯉だ。
例文④
B子こればっかりは医者に任せるしかなく、まな板の鯉の心境だ。
例文⑤
C男運命に任せるしかない。まな板の鯉だ。
【まな板の鯉を使う時の注意点】
「まな板の鯉」は、自分ではどうにもできない状況で、相手のなすがままになるときに使う言葉です。
相手によっては無力さや諦めの印象を与えるため、使う場面に気をつけましょう。
「まな板の鯉」の類義語・言い換え3選
『まな板の鯉』の類義語や言い換えの言葉は3つあります。
類義語を知り、同じ意味を持つ複数の言葉を使い分けることができると相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相手の理解度や状況に合わせて、最適な言葉を選択していきましょう。
- 観念
- お手上げ
- 為す術がない
類義語①観念の意味
あきらめて、状況を受け入れること。覚悟すること。
引用:Weblio辞書
B子観念して従うしかない。
類義語②お手上げの意味
どうしようも無いこと、行き詰まっていること、または降参すること。
引用:Weblio辞書
A子難しすぎてお手上げだ。
類義語③為す術がないの意味
行えることがない。できる手段がない。手詰まり。
引用:Weblio辞書
B男ただ見ているしかなく為す術がなかった。

「まな板の鯉」は英語で『at someone’s mercy』
まな板の鯉は英語の『at someone’s mercy』に言い換えることができます。
英語の『at someone’s mercy』には
- のなすがままに
という意味があります。
「まな板の鯉」の対義語・反対語は『抵抗』
まな板の鯉の対義語は、『抵抗』になります。
抵抗には
- すなおに受け入れがたい気持ち
- 反発する気持ち
などの意味があり、すなおに受け入れがたい気持ちを表す際に用いられます。
B男新しいルールに抵抗を感じる人も多い。
相手の意向や運命にまかせるよりほかに方法のない状態という意味の「まな板の鯉」に対して、すなおに受け入れがたい気持ちという意味の「抵抗」は、反対の意味の言葉として使うことができます。


